絵日記で楽しみながら幼児の思考を鍛えるポイント!ストーリーを引き出す質問のコツ。

絵日記で楽しみながら幼児の思考を鍛えるポイント!ストーリーを引き出す質問のコツ。
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絵日記は子供の能力を伸ばす格好のツール

絵日記は子供の表現力、記憶を鍛えるのに良い。妻の一言で、一番上の子供が絵日記を始めました。

もう半年くらいになるでしょうか。やり始めてから。絵日記は子供の能力を伸ばす格好のツールだと感じました。

文字の練習表現力、文章の組み立て方、道徳心。遊びを振り返る中から自分の記憶力にも関係してきます。

絵日記を書くことでそれまで練習してきた文字の練習のブラッシュアップ、絵で情景を表現する感覚と指先の練習に最適だなと実感しました。

とはいえまだまだ1人では難しいところもあるのでサポートしてきたポイントを紹介したいと思います。

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絵日記を始めたきっかけ

この子は5歳になったのですが、「今日は積み木やった」「ケンジ君と」みたいな、単語での会話をしていました。これではいけないなと思っていたところ、妻が「私は保育園の頃には絵日記を書いていた」「絵日記を書くことは最高のアウトプット法だ」と言うので取り入れましたが、やってみると確かに字も書けるようになり、言葉の表現も変わりました。文字を書くだけの練習をしていても、使ってないと忘れることも多くもっと文字を使ったほうがいいな。そんなことがきっかけでした。

 

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絵日記を書く際にサポートするポイント

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日に日に文章力や字、絵が上達

絵日記を書き始める前の問題点

書き始めようとしても、まず、アイディアが出てこない(笑

「今日は何かく?」

なんて聞いても、「なにもない」という答え。

何も無いって事無いだろうと思いましたが、大人もそうですが、アウトプットする習慣がないと確かにアイディアは出ないものです。ですから、そこで親がサポートしながらアイディアを引き出してあげないといけないな、と感じました。コレは多分どの子も同じじゃないでしょうか。

絵日記の書く素材を引き出すポイント

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文章量、使う色の数も増えてきた。

この引き出すときに親のサポートが効いてきます。

サポートというのは具体的にいうと、聞き出す役ですね。

子供にインタビューするような役目。書く素材としては、5W1Hがあればかけますから、それをアレンジして次の質問をいつも投げかけています。

  • 「何をして遊んだ?」
  • 「誰と?」
  • 「どうだった?」
  • 「その時どんな気持ちだった?」
  • 「じゃあ、その時次はどうしようと思った?」

この時、親が勝手に書くテーマを決めずに子供に決めさせることも大切です。子供はやりたいことはどんなに辞めろといってもやりますが、人にやれといわれたことはやりません。とにかくやりたいと思うことに集中させるための質問の投げかけ方をします。

質問の際はまず

  1. 素材を出来るだけ多く出す
  2. 多く出した中から子供に選ばせる

コレを最初の質問と組み合わせて繰り返して行きます。

  • 「保育園で積み木をした。」
  • 「ケンジ君とはるかちゃんと」
  • 「うまく出来たけどケンジ君が途中で邪魔をした。」
  • 「イヤだなぁと思ったけど怒らなかった」
  • 「人が嫌がることはしないようにしようと思った」
  • 「次はみんなで仲良くしようと思った」

こんな素材が出てくれば幼児の日記の素材としてはまずまずかなと思います。コレに絵をつけていく。こんな流れで素材を引き出し方を親もうまくなっていくと思います。

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絵日記で見つけた課題を別に練習する

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書いた後の課題の復習でさらに力がつく

書いて終わりでなく、ドンドンうまくなるためにその時見つかった課題を次に生かすために、遊びの一つとして課題を練習します。

落書きしたり絵を描いたりするときに、最初の絵日記ではマッチ棒みたいな人を書いたりしたので、手本を書いて見せながら人を段々とリアルに近いように描けるように導いていきます。他にも、字を繰り返し書いてバランスを整えたり、シッカリと縁取りをして塗り絵をして意識を少し引き上げる。

次に書く際は、前回の絵日記と練習を思い出させて、今日やるべきことを思い出させながら書くと日に日によくなっていきます。でも、毎回毎回の完成度は求めません。つらくならない程度に継続してそのうち良くなるだろうというスタンスでやっているのが今のところいいようですから。

ただ、ストーリーの素材を引き出す質問は、答えが出てこなくなるまで出しますが。

その質問の際のポイントもお伝えすると・・

絵日記のストーリーを書くための素材を引き出す質問のコツ。頭の中を整理させる。

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オープンクエスチョン(イエス、ノーで答えない質問)がポイント

  • 何をした?
  • どうだった?
  • 誰と?
  • どんな感じ(気持ち)だった?
  • その時どうしようと思った?
  • その時先生(○○くん)はなんて言っていた?
  • 次は何を(どう)したい?

このように、イエス、ノーで答えが終わらない質問をして、さらに否定をしない。何を言っても否定をしない。

  • 「違うんじゃない」
  • 「それはダメだよ」

そう言った時点で脳はアウトプットしようとしなくなりますから気をつけてください。

「え~、そうなんだ。」「うん、うん」「なるほど」「○○○だって思ったんだね」相槌を打ったり、子供が言った言葉の語尾をまねる

コレをするだけでドンドン言葉が出てきます。出てこなくても沈黙を怖がらずに待ちます。決して「それはこういうことかな?」なんて助け舟を出さないでください。黙っているときも自分の脳に質問しながら考えていますから、それを止めない事が大切です。

 

まとめ

子供は、アウトプット(言葉や文字で表現する)習慣がないとなかなか出てきません。また、どう書いたらいいかも「型」見たいなものもまったく無い段階なので、最初は素材を引き出してあげる手伝いをしたら、その中からどれについて書くのか?その素材をどう並べたらいいのか?まで一通り文章が成り立つ「型」に当てはめて、型どおりに書く練習を数多くさせていく。それが、自分でサポート無しで大腿かけるようになってきてからアレンジして型を離れていくようにすればいいのかなと思っています。

いずれにしても、子供の無限の能力をつぶさないために、言葉、行動を否定しないことですね。

  • それじゃダメだよ
  • 違うんじゃない
  • 何で出来ないの?
  • こうやったらいいんじゃないの?(コレも今やっていることの否定につながります)

自分もいつもやっちゃうんですけどね(笑

自分を戒めながら書いています。

 

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