幼児が勉強嫌いにならず自ら進んで勉強するために必要な親の接し方!

幼児が勉強嫌いにならず自ら進んで勉強するために必要な親の接し方!

coaching-for-kids-600x399 幼児が勉強嫌いにならず自ら進んで勉強するために必要な親の接し方!

つい先日、国立小学校の受験が終わりました。

完敗でした。

試験の合否だけで、どれだけ出来たかはわかりませんので、惨敗かどうかはわかりません。本人は、「出来たよ!」といっていたので、答えられなかった問題、行動観察においての失敗も大きなものはなかったのでしょう。ただ、1次(抽選)・2次(学力考査)・3次(抽選)試験があり、3000人ほどが受験。かなりの狭き門。

無謀にも10ヶ月前にそれまで何もしてなかった子に、特訓を開始しての挑戦。結果こそ不合格でしたが、これを体験できたという事は、大きな成長になりました。

今回合格はしませんでしたが、明らかに力はついてきているのを感じます。もっと、早く勉強をスタートさせていればもう少し違った結果が得られていたかもしれません。準備不足と学習の進め方の反省を踏まえ、この経験は下の子たちや、この子のこれからに生かそうと思います。

ということで、これまで行ってきた勉強に臨む姿勢や考え方、具体的に気をつけてきたこと、取り入れていたこと、後から知って取り入れればよかったなと思ったことをまとめてみました。

同年代のお子さんをお持ちのパパママに、幼児をに勉強に向かわせる参考になればと思います。

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幼児が勉強に向き合う前に身につけるべき事

勉強ができる人・出来ない人は、一体どこが違うのだろうか?とよく考えます。

勉強が出来る人は、

  • 毎日の継続学習ができる。
  • 規則正しい生活が出来る。
  • 一つのことをやり遂げることができる。
  • 切替が出来る。

ここが違うのではないでしょうか。

勉強が目的ではなく、勉強の習慣化を目的にすべき

幼少期の勉強の効果は長続きしません。ですが、日常の中で勉強をする習慣を身につけることが出来れば、長い目で見て大きな力になっていくと思います。

毎日何時間も勉強することはありません。苦痛になるだけです。

5分でも10分でもいいので、机に向かって学習するという事を目的にして進めてください。毎日続けて勉強することが習慣化されれば、365日の積み重ねで確実に学力がついていきます。

身の回りの習慣からも身に付けさせる

いきなり勉強させるのではなく、身の回りのことから「習慣化」「やることが当たり前な感覚」を身につけさせるようにしていくといいと思います。つまりセルフマネジメントが出来るようにすることが勉強の前のステップ。

まずは、挨拶。

挨拶が出来るということは、はじめと終わりにけじめをつけられるということです。他には、

  • 玄関で靴をそろえる
  • 身の回りの物を整理整頓できる
  • モノは場所を決めて同じところに戻す
  • 自分のことは自分で出来る(着替え・食事・片付け)

こんなことも、勉強以前に習慣化という感覚を身につけさせ、規則正しい生活をさせるために行っていくべきことでしょう。

一つのことをやり遂げる

継続して行う。習慣化する。

「これはよい」と聞いた教材を買いあたえるが、次々によさそうなものに切り替えてどれも満足にやり遂げない。

こういうスタイルは、結局力がつきません。一つのことを最後までやるという事があいつまでも出来ないので。

一つのことをやり遂げることは学習能力という面だけでなく、自分で一つのことをなし遂げたという達成感を得ることができます。この達成感が次への意欲につながると考えます。

 

切替が出来る

切替が出来る事も重要です。ダラダラと長い時間やることは集中力をもって臨むことができません。

一つのドリルをやっている最中でも、時間が来たら次の課題に移るようにする。遊んでもいいですが、時間になったらピシッと終わり、次のことをやる。こんな切替は大人でも難しいんですが(汗

必要だなと感じています。

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勉強が出来る人は、毎日継続学習する習慣が身についている

幼児の勉強の方向性で大事なのは、勉強そのものというより、勉強を習慣化させるという考え方で臨むということです。この考えを持った上で、学習のベースの力になる集中力、体力、行動力をはぐくんでいくのが良いようです。

難関大学に合格した人に聞いたところ、

  • 思いっきり遊ぶ
  • 絵本の読み聞かせ
  • 好きなことに集中する

これらを、小学校前にしていたことの共通点としてあげています。

 

国立小学校の受験で見られるのは、

  • 主体性、協調性、
  • 大人との接し方
  • 自分の意見が自分の言葉で言える
  • 手先の巧緻性
  • 運動能力(立ち幅跳び、熊歩き、ケンケンパー、etc)

こういったことが試験で見られると聞いたとき意外に感じましたが、逆に、コレなら小学校受験もチャレンジしたらいいなと思いました。

これらの課題は、学力の基礎であると共に、人として生きていくための基礎になると思ったからです。

我が家の教育方針は、「進学ありきではなく、社会に出ていかなる状況でも、困難も乗り越える逞しい人間になってもらいたい。」です。

長男は、約一年で見違えるように変わりました。学習の習慣化が出来てきましたし、理解度が高まり、妹や弟の面倒もよく見るようになり、自立心も芽生え逞しくなってきました。

そういう意味では、結果的に、不合格でしたが、ある意味目的は達成できたかなと思っています。失敗という経験も出来ましたし。

 

勉強への苦手意識を持たせないための親の接し方

遊びと切り離さない

この時期の学習は、「遊びと切り離さない」ということもポイントだと思います。今まで学習したことのない子供に難しい問題を無理やりやらせてしまうと、勉強が嫌いになります。

「勉強=苦痛」この公式は絶対に避けたいところです。「勉強=楽しいもの」学習してわかることが、最高のご褒美に感じるようになれば、「勉強しなさい」といわなくても、自分から進んで勉強をするようになるでしょう。ウチの子はまだここまでにはなっていませんが、「わかる楽しさを感じているな!」という、表情も多くするようになって来ています。

やる気を折らないようにしながら継続していけば、次第に変わっていくと感じています。

子供の興味・関心から知的好奇心を刺激するようにしていきたいですね。

焦らない

学習を始めた当初は問題ないと思いますが、学習をしばらく進めてきた頃になると、他の事も比較し自分の子のレベルを気にするようになります。

「こんなこともわからないのか?」と、つい口に出してしまったり、話を最後まで聞かずに次の行動を始めたりする子供に「まず話を聞け!」とイラつきがちになります(笑)

この時期の子供の学習の目的を考えれば、「今すぐの成果を求めなくていい」という事を念頭に、焦らず子供のペースで取り組むことがイライラを減らし、子供の苦手意識を持たせないために必要な事かなと思いました。

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高学歴タレントも興味・関心から勉強の習慣化につながってるようです。

カリスマ予備校講師で高学歴タレントの林修氏の場合は紙芝居がきっかけだったようです。

子供の頃、祖父が毎日のように紙芝居を読んでくれていたそうです。この紙芝居で語彙が増えたとご本人も言っています。次第に祖父母に読んで聞かせるようになったそうです。

その後、紙芝居を卒業した5歳くらいの頃には、「子供百科事典」を隅から隅まで読むようになり、この時に日本語の基礎を学んだという事のようです。

知的好奇心が、まさに興味・関心から芽生えていったといえますね。

我が子は、スターウォーズにはまり、宇宙に強い関心をもつようになりました。銀河系の星の名前、地球からの並び順、星の特徴、そして、何を説明されているかわからないような宇宙のことをベラベラと説明しています(笑)

 

幼児期に勉強としてやるべきこと

「勉強の習慣がつけばいいから内容は何でもいい。」とはいっても、出来れば小学校以降に、より力になるものをこの幼時の段階では学習させたいと思いますよね。

おすすめしたいのは勉強の基礎・基本、つまり“読み・書き・そろばん”です。

読みは、絵本を使った読み聞かせを、書きは、ひらがな、カタカナや簡単な漢字の練習がいいでしょう。それらを「楽しんでやれるようやり方を工夫する」のです。そして、文字がわかってくると、見るもの聞くものの意味が色々わかってきて、お子さんは知識に対して好奇心を持つようになるでしょう。“そろばん”は習い事に通うのもいいでしょうが、必ずしもそれでなくても、足し算や引き算といった計算をドリル学習として毎日1枚こなすことを習慣にしていくのでもいいでしょう。

 

幼児の知能を発達させるための意外なこと

幼児に勉強を始めさせると、早く力がつかないものか?と思うようになってきます。学習を継続的にしてもなかなか成果が出ないこともあります。でも、子供によいとされることはドンドン取り入れて行きたいとは思うはずです。

簡単なことですが、子供の知能を発達させるための意外なことがあります。

よく歩かせることです。

人は歩くことによって脳が進化すると考える学者が増えてきているそうです。子供をシッカリ歩かせることは知能の発達に良い影響を与え、継続的に行うことで体力もつきます。リフレッシュにもなります。我が家でも取り入れています。いつから発達するのかはまだわかりませんが(笑)

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?幼児が勉強に臨むにあたって重要なのは、学習の効果自体よりも。まずは、勉強するという習慣を身につけること。机に向かうことが習慣化されてくれば、後は自然にやるようになります。そうなれば力はついていきます。そう信じて進めています。

興味・関心と結びつけて、勉強を習慣化させていくのが、勉強嫌いにならないポイントでもありますが、一番大切なのは、親の取り組み方ではないでしょうか。我が家は共働きのため、幼児教室に通うことなく小学受験にチャレンジしました。(定期模試などは受けましたが)幼児教室に通わせていたら多分、勉強に関して教室任せになっていたのではないかと思っています。

勉強だけでなく、遊びや習い事などの日常の時間のすごし方、関わり方が変わりました。この関わり方が、子ども自身の意識が変わっていくことに繋がったなと思っています。

やっぱり、大切なのは子供との関わり方なんだなと再確認しました。

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