子供が片付けできない!叱る前に「片付け上手な子供」を育てるパパのこんな行動

子供が片付けできない!叱る前に「片付け上手な子供」を育てるパパのこんな行動

 

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足の踏み場もないのは痛い(笑)

「痛っ!」床に落ちていたオモチャを踏んづけて痛い思いをしたことが多々あります(笑)オモチャがとがっていると笑えないです・・・。

子供に何度も「片付けなさい!」と言っているのに、なかなか言うことを聞いてくれないとイライラしてしまいますよね。片付けができない子供にさせるより親が片付けたほうが早いと子供の代わりに片付けてしまうこともあります。そうするといつまでも片付ける習慣づけが出来ない。コレはよくないですよね。

子供のためにもちゃんと片付けができる子供になってもらいたいですよね。パパの行動で子供を片付け上手にさせちゃう方法をご紹介します。

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片付けが出来ずに叱られている子供の立場を知ることからはじめましょう

どれだけ片付けなさいと言っても片付けない、片付いたと思ってもすぐ散らかす、このような子供に毎日イライラしながら片付けをさせるママには本当に頭が下がる思いですよね。

パパもこの大変さをよく分かっていることでしょう。最初は「お片付けしようね。」と優しく言えても、だんだんイライラしてきて「片付けなさい!でないと、この玩具を捨てるよ!」と脅したり、「片付けろと何度言わせるんだ!」と怒鳴り散らしたり、言ってもやらないからと親が片付けてしまうという経験は誰でもしていると思います。

この3つの例はどれも「子供が言うことを聞かないから」という共通点があります。ではなぜ言うことを聞かないのでしょうか?そこから考える必要があります。

まずは、子供の立場になって考えてみましょう。とはいっても何十年も前のことなので記憶が薄れて子供の立場をよく理解できないですよね。

ですから、ここは子供の世界をパパの仕事の世界に置き換えて考えてみましょう。パパ、あなたは最近新しい部署に配属され、仕事の仕方が分からない、仕事が遅い、何度もミスをしてしまう立場にいると仮定します。そんなパパには怖い上司がいます。

仕事が遅いと「どれだけ時間をかけているんだ!残業しても給料は出ないからな!」と言われます。

仕事をミスすれば「何度同じミスをしたら理解できるんだ!しっかりしてくれ!」と言われます。また、自分の仕事を勝手に上司がしてしまい、自分には何の仕事も与えてくれない。

そんな上司をどう思いますか?

「嫌な人だな、確かに自分に非があるけれど、もう少し言い方を考えてほしい。」と思いませんか?子供も同じなのです。パパはそんな上司のような対応を子供にしていませんか?パパの言うことなんて聞きたくないと子供は思っているかもしれませんよ。

また、子供の出来ていない所ばかり目について指摘する、兄弟姉妹や他の子と比べることをしていませんか?パパも上司からそのような対応を受けたらどのように感じるか今一度考えてみましょう。子供であっても大人であってもガミガミ言う人の言うことを素直に聞きたいと思うことはないでしょう。

子供は「パパ(ママ)また怒っている。放っておこう。」と聞き流すか、「これ以上怒らせないために、とりあえず片付けておこう。」と一時的に片付けるかもしれません。しかし、それは子供のためにはなりません。なぜ片付ける必要があるのか、片付けをするとどのようなメリットがあるのか子供に教えてあげましょう。

 

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片付けの必要性を理解させる。片付ける意味が分かっていないから片付けない

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きれいに片付けることにはこんな意味があるということを教える

そもそもなぜ片付けをしなければならないのでしょうか。「使ったものは片付ける、決まりきったことだ」と曖昧な説明では子供は理解できません。片付けの2つの必要性をしっかり伝えてみてください。

1、次に自分が使う時、すぐ見つけられるようにするため

「ママ~、ロボットの玩具知らない?」「お友達に見せるって約束したのに、ぬいぐるみがないの。」と子供が困って親に言いに来ることってよくありますよね。パパやママも玩具の全てを把握していないため、部屋の隅から隅まで探す羽目になることはありませんか?大きな玩具ならまだ良いのですが、メダルや指輪など小さな玩具になると探すのって本当に大変ですよね。

かといって放っておくと大泣きしてしまうし…。「○○どこにあるの?」と子供が聞いてきたらチャンスだと思いましょう!「ね?お部屋がぐちゃぐちゃだと探すのにこんなに時間がかかって大変なんだよ。お友達と遊ぶ時間もなくなっちゃうよね。だから、ちゃんと玩具のお部屋を決めて、遊んだあとは元に戻してあげようね。」と子供に教えてあげましょう。

 

2、他の人が使う時、すぐ使えるようにするため

兄弟姉妹がいると「あの玩具がない!○○がさっき使ってたのに!もう!どこに置いたんだよ!」と喧嘩の原因になります。

消しゴムやテープなど大人も使う物だとパパやママも困りますよね。パパやママが敢えて子供の好きな玩具、良く使う玩具をどこかに隠してしまいましょう。きっと怒ってパパやママに訴えてくるでしょう。「あれ~?さっきパパ使っていたんだけど、片付けが嫌でどこかに置いちゃったな。」なんて言ったらきっと子供はパパのことを責めてくるでしょう。「ゴメンね。これからはこうならないために、パパもきちんと元の場所にお片付けするね。○○は困って嫌な思いをしたよね。玩具を片付けないと、次に使う人がこんな風に嫌な思いをして困っちゃうんだ。○○もこれからきちんとお片付けしようね。」と子供が分かりやすく説明をしてあげてください。

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片付けをするとこんな力が身に付く!

片付けは子供にとってつまらないものです。遊んでいるのに中断させられ、したくもないお片付けをしなければならないのは子供にとっては辛いことです。だから、なかなか片付けをしなくてパパやママに叱られるのです。片付けは親に叱られたからするものではありません。まして、親が子供の代わりに片付けてあげることは、この力を身に付ける機会を奪っているとも言えるでしょう。片付けができると子供の将来に以下のような3つの力が身に付くということを理解しておきましょう。

1、整理整頓が身に付く

これから成長するにつれて必ず必要な技術です。学校の机の中やロッカーの中がぐちゃぐちゃだと勉強に集中できません。子供部屋が整理整頓されていないと「筆箱がない!」「辞書どこだっけ?」と宿題をするにも時間がかかってしまいます。勉強効率を上げるためにも整理整頓ができるということはとても大切な力です。大人になっても仕事のデスクがぐちゃぐちゃな人っていますよね?他の人に渡すはずの書類が見当たらないなど整理整頓ができないと自分だけでなく他人をも困らせることになるのです。

 

2、責任感が身に付く

自分で散らかしたら自分で片付けるということを学ぶことができます。すぐにパパやママに頼っていては自分の責任で片付けを成し遂げたという達成感を感じにくいでしょう。

 

3、判断力が身に付く

片付けていくうちに「これは必要」「これはもういらない」と自分で判断できるようになります。

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子供に片付けを教えよう!

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散らかっていていいことは一つもない

子供はどのように片づけたら良いのかわかっていないかもしれません。片付けの方法を知れば、自分で片付けられるようになるのではないでしょうか。パパが子供に片付けを教える際の5つの注意点をご紹介します。

1、環境を整える

玩具を広げる範囲が広ければ広いほど片付けるのも大変です。玩具を出して遊んでよい部屋を決める、ラグなどを敷いて玩具エリアを作る、玩具専用の棚や箱を用意して子供が簡単に片づけられるようにすることが大切です。

玩具が棚や箱に入りきらない場合もあるでしょう。その際は、箱や棚に入るだけの玩具を子供の成長と興味に応じ、子供と一緒に選び入れ替えしてあげましょう。子供が別の部屋から勝手に玩具を持ってきて遊んでしまっては片付ける範囲が増えてしまうため避けたほうが良いでしょう。

 

2、だらだら片付けさせない

玩具エリアを指定しても子供はたくさんの玩具を出してしまう可能性があります。また、子供がまだ小さい場合や片付けが苦手な子供の場合はすぐに片づけに飽きてしまいます。片付けていたと思ったら別の玩具で遊び始めてしまいイライラするパパやママも多いでしょう。その場合は、まずは「ブロックだけお片付けして。」「5分間だけ片付けタイムにしよう!」などと子供の負担を軽くしましょう。

 

3、失敗しても叱らない

子供は叱るとすぐ機嫌を損ねてやる気がなくなってしまいます。やる気の失せた子供を再度やる気にさせるのはとても難しいです。

 

4、最初はパパも手伝おう

子供は片付けの場所をまだしっかりと把握できていません。パパが「本はここ、ぬいぐるみはその箱に入れようか」とざっくりとした場所を教えてあげましょう。子供がその場所を把握できるようになってきたら、徐々に任せましょう。

 

5、できたら思い切り褒める

子供の片付けの完成度と親の完成度は全く違うということを理解しておいてください。「こんなの片付けたって言えないよ。」「絵本を積み重ねただけじゃないか!」「棚に入りきっていないぞ!」などと子供がせっかく頑張ったにもかかわらずパパがダメ出しをしてしまうと子供のやる気はなくなってしまいます。

次回また片付けをさせるためにも「すごい!ママが掃除したかのように綺麗になった!」「上手に絵本を積めたな!」「ちゃんと棚に戻すことができて玩具も喜んでいるよ!」と多少大袈裟に褒めてあげましょう。褒められて嫌な思いをする子供はいません。子供は片付けがつまらないと思っているので、たくさん褒めて片付けは楽しいと思わせてあげましょう。

 

まとめ

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整理整頓が当たり前だという感覚を早く育てる

片付けができない子供にイライラしてしまうパパやママは多いはずです。子供を脅して片付けさせる、怒鳴って片付けさせる、子供に代わって親が全て片付けることは子供のためにはなりません。子供の立場に立って、そのような対応をされてどう思うのか親も考え直す必要があります。

片付けをすることは

  • 「次に自分が使う時、すぐに見つけることができるようにするため」
  • 「他の人が使う時に、すぐ使えるようにするため」

という必要性と、片付け技術をマスターすることで

  • 「整理整頓」
  • 「責任感」
  • 「判断力」

が身に付くというメリットがあります。

子供がすべき片付けを親がやってしまうと、子供がこれらの技術を学ぶ機会を親が奪ってしまうことになりかねません。

親は子供のサポートに徹しましょう。

  1. 具体的には片付け環境を整える、
  2. だらだら片付けさせない、
  3. 失敗しても叱らない、
  4. 最初はパパも手伝う、
  5. できたら思い切り褒める

などです。子供に片付けを教えるのであれば、パパも自分の棚の引き出しやクローゼット内を見直しましょう。この記事を書いていて自分に言っているようです(笑)

親子で片付け技術を身に付けて、「片付けができない」から卒業して、気持ちのいい生活をしましょう。

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