「これ欲しい!ねぇ買って買って!!」と子供にしょっちゅうせがまれます。しょうがないなぁと買ってあげたら、スグに見向きもしなくなる。乱暴に扱っている。そんなことってありますよね?
子供だから仕方ないと思いがちなこんな行動も、放っておけば大人になっても同じ事を繰り返します。子どもの頃に身に付いた感性、感覚はその後もずっとついて周ります。早いうちに気付かせてあげたいですね。モノを大切にするという感覚を。物を大切にしない子、大切にする子、その違いを考えて見ましょう。
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物を大切にしない子供は周りにこう思われる
物を大切にしない子供は他の人からどのように思われているのでしょうか?多くの人は物を大切にしない人のことを以下のように思っているようです。
1、他人のことを大切にできない
「物の扱い=他人の扱い」と捉える人が多いようです。子供が成長して物を大切にできない姿を友達に見られたら、そのように思われてしまうかもしれません。
2、浪費癖がある
人間には物欲があります。何でも持っている人はなかなか満足できず「もっともっと」と思ってしまいます。ちょっと古くなったらすぐ捨ててしまい「また買えばいい。」と思ってしまいがちです。
3、甘やかされている
パパやママが子供に何でも買い与えてしまうと子供は壊れていなくても「古いものは捨てて新しいものを買ってもらおう。」と思ってしまいます。買ってもらえることが当たり前だと感じてしまい、なぜ大切にしなければならないのか分からないのでしょう。
物を大切にしない子供は、精神状態に左右されていることがある
パパもそうかもしれませんが、疲れていたりイライラしているとつい物を乱暴に扱ってしまいませんか?書類をデスクに叩き付ける、引き出しを強く閉める、本を投げる、ビールをドンと机に置くなどの経験はありませんか?子供もイライラしていると物を雑に扱ってしまいます。パパやママから「あれをしなさい」「早くしなさい」「なぜパパの言う事を聞けないんだ?」などと言われると子供もストレスが溜まってしまいます。子供だから自分の気持ちをまだ上手く説明できないこともあるでしょう。パパやママが一方的に言い負かしてしまうと子供は気持ちの捌け口を失い物に当たってしまうこともあるかもしれません。また、パパもママも忙しくてなかなか構ってやれていないと、子供はイライラだけでなく緊張感や寂しさを感じても精神的に不安定になってしまうものです。
精神的に安定していると物の扱い方も変わってきます。子供に窮屈な思いをさせていないか、寂しい思いをさせていないか今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。子供の精神状態が安定するよう子供との会話やスキンシップを大切にするとそれだけでも子供の態度が変わってくるはずです。
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大切にできる物に通じることは・・・
子供でも大人でも物には2種類あります。それは大切にできる物とそれ以外の物です。大切に扱う物には以下のような物があります。
1、思い入れがある物
サッカーの試合で初めてゴールを決めた時のスパイク、大切な友達とお揃いで買ったアクセサリーなど思い出がある物は他の物とは違うはずです。
2、お気に入り
大好きな物、心から気に入った物は大切に使うという人が多いです。お気に入りの物は使うたびに嬉しい気持ちになれるため大切に扱う傾向にあります。大好きな物だと、たとえ壊れてしまっても使えなくなってしまっても「取っておきたい」と言う子はいます。親から見たら「そんなボロボロなのにどうして必要なの?」と思う物でもそれは子供にとっては大事なお気に入りの物なのでしょう。
3、やっと手に入った物
これはパパには分かるのではありませんか。何百万もする車を買ったら土足厳禁にしたいくらい大切に思いませんか?ずっと欲しかったゲームが売り切れ状態で何店舗も訪れたのになかなか手に入らなければ、手に入れた時はやはり他の物とは思い入れが違いますよね。物が簡単に手に入ると感謝をする相手も見えません。高価な物や手に入れるまでに時間や労力をかけた物を手に入れた時の喜びは大きいはずです。
物を大切にさせるためにパパが出来るこんなこと
1、扱い方を教える
子供は年齢が小さいと物の扱い方がわかりません。それゆえに物を大切にできないということが考えられます。そのような場合は扱い方を教えてあげましょう。雑に扱っていると感じた時に「こうやって持つんだよ」「そっと置いてみようか」と教えてあげてください。子供はすぐに忘れてしまいますから何回も根気よく教える必要があります。「なんで雑に扱うんだよ!」と思うようなことも、実は「扱い方を知らないから」だったりもします。わざとじゃないのにそれで叱られたらかわいそうですよね。
2、どうして買ってもらえたのかを話し、プレゼントの意味づけを必ずする。
「この玩具は7歳のお誕生日のプレゼントだよ。お誕生日プレゼントは一年に一回だけだから大切に使ってね。」などどうして買ってもらえたかを話してあげてください。同時に子供に「これ欲しい」と言われても毎回買い与えるのは避けましょう。いつでも買ってもらえる環境では、どうして買ってもらえたかを子供に話したとしても記憶に残りにくいでしょう。
3、捨てる前に修理する、できるだけ保管する
電池がなくなって動かなくなったら電池交換をしましょう。人形の洋服に穴が空いたら縫い合わせてあげましょう。修理したらまだ使えるということを子供に教えてあげてください。「我が家では壊れたらチャンス。」と思っています。「修理する」という作業を一緒にやるのも、子供に経験させるいいチャンスです。コレも子供にとっては遊びと同じ感覚になるようです。
また、保管場所があればできるだけ保管しておきましょう。子供は飽きっぽいのでせっかく買った玩具もすぐに遊ばなくなりますが、忘れているだけで、出して見せると「これで遊ぶ!」とまた遊んでくれます。兄弟姉妹がいれば上の子が遊んでいた物を下の子が喜んで遊ぶ可能性は十分あります。できるだけ保管し長く使いましょう。
4、親自身が物を大切にする姿をみせてみよう
パパ自身が気を付けましょう。子供に「物を大事にしなさい!」と言ってる傍から、まだ使えるものを捨てたり、まだ食べられる物を捨ててしまっていませんか?
子供は親の背中を見ながら育ちます。子供のために良いお手本を示してあげてください。
先輩から言われた耳の痛い言葉。「子供は親の思うようにはならない。親のようになる」(汗)
まとめ
現代は物がたくさん溢れています。100円均一やファストファッションなど低価格で色んなものが手に入ります。古くなった服や壊れた物があっても縫製したり、修理するより新しい物を買った方が早くて安上がりですよね。物をいつでも買うことができる世の中だからこそ物の大切さを感じにくくなります。物を大切にしない人は「他人のことを大切にできない」「浪費癖がある」「甘やかされている」というイメージを与えるそうです。
実際に同僚やご近所さんにもちょっとした行動やしぐさから、その人にマイナスの印象をもってしまうことってありますよね。
子供の時から、早い段階から物を大切にするという行為を通して思いやりの気持ちを伝えていこうと思っています。子供に言うだけじゃなくてもちろん自分自身でも取り組んでいます。
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