「そっちが先に叩いたんだろう!」
「そっちだろう!!」
毎朝の日課の兄弟げんか(笑)毎回仲裁しながらも、”自分もこうだったな”と思い出しては微笑んでいます(笑)
兄弟がいれば兄弟喧嘩は付き物です。普段は仲の良い兄弟であったとしても、年の差があったとしても兄弟喧嘩は起こります。
子供達の喧嘩をパパはどのように対応していますか?
仲裁に入り謝らせて仲直りさせていますか?実はそのやり方で納得しているのはパパだけかもしれません。調べてみると子供はそのやり方だと不満が残るようです。
ココでは、兄弟喧嘩へのパパの接し方をご紹介しましょう。
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兄弟喧嘩の原因は些細なこと…と思っているのは親だけ
兄弟喧嘩の原因は親からすれば些細なことです。
- お菓子の取り合い、
- テレビのチャンネル争い、
- ゲームに負けた腹いせ、
- 抱っこしてもらう順番
などさまざまです。
「ちょっと我慢すれば良いのに、なんでそこまで喧嘩するのだろう?」と親なら思ってしまいますよね。
兄弟喧嘩も口喧嘩で収まるケースもあれば、殴り合いの喧嘩になるケースもあります。
友達との喧嘩だと口喧嘩で収まることが多いかもしれませんが、兄弟喧嘩だと殴り合いのケースが多いのではないでしょうか?
思春期の男兄弟の喧嘩は殴り合いになると大怪我に繋がる恐れがありますよね。なぜそこまでヒートアップしてしまうのでしょうか?考えられる理由が2つあります。
嫌われても別に構わない
友達との喧嘩であれば友達に嫌われてしまうという不安から多少自制します。自己主張しすぎて友達に嫌われてしまっては自分が困ることになりますからね。
しかし、兄弟であれば、別に嫌われても困ることにはなりません。兄弟はパパやママのように生活を支えてくれているわけではありませんし、友達のように学校生活で欠かせない存在でもありません。
年長者のプライド
年長者にはプライドがあります。たとえ兄弟喧嘩の原因が些細なことであっても、年長者だからこそ弟や妹に負けるわけにはいかないというプライドがあるのです。
弟や妹に負けを認めると弟や妹が今後調子に乗ってくる可能性も考えられます。弟や妹になめられないためにも兄や姉は負けたくないとヒートアップするのです。
兄弟喧嘩をこじらせる原因はパパが使うこんなNGワード
先ほど年長者にプライドがあるとお話ししましたが、パパにもプライドはありますよね。子供に「パパはすごい!パパは正しい!」と思ってもらいたいものです。
その思いから兄弟喧嘩を仲裁することも多いのではありませんか?
パパの威厳を保つため、次のような仲裁方法をとっていませんか?
- 状況を整理し、
- 喧嘩の原因を追究し、
- 悪い方が謝るよう促し、
- 仲直りをさせる。
とても合理的で的確な方法です。しかし、これで満足するのはパパだけです。
パパは薩長同盟を結んだ坂本龍馬のような気分になっているかもしれませんが、子供は全く満足していません。
以下3つのNGワードを使っていませんか?
1、「どっちが悪いの?」
喧嘩両成敗という言葉があるように兄弟喧嘩にはどちらにも悪い所があります。
ただ一方的にやられていると悪い方は一目瞭然のように思われますが、喧嘩に至るまでの経緯を辿れば、やられている方にも悪い所はあるのです。パパが見ていない所で何が起きているかは兄弟にしか分かりません。立ち回りが上手な子供はパパを味方に付けるのも上手いです。口達者な子供も口下手な子供もいます。その場の判断でどちらが悪いかを決めると、悪者にされた方は不満が残ります。
2、「謝りなさい!」
先ほどの続きと言えますが、喧嘩には双方に言い分があります。それを聞かず、どちらが悪者か決めて謝らせることは得策とは言えません。
「弟の方が悪いのになぜ自分が謝らなければいけないの?パパは何も分かっていない!」、
「パパは姉ばかり庇って、自分のことはどうでもいいんだ。」
とひがんでしまう可能性があります。
3、「テレビ見ていいから(おやつあげるから)仲直りしなさい。」
兄弟喧嘩はうるさいです。外だと人目が気になりますし、兄弟喧嘩が長引くと物が壊れたり子供が怪我をしてしまう恐れがあります。
パパやママは、とりあえずこの場を収めようと他の物を与えて子供の気を紛らわせようとしてしまいがちです。
子供ですからテレビやお菓子は欲しいため、その提案に乗るでしょう。そしてパパは子供が喧嘩を止めテレビを見ている(おやつを食べている)様子を見て、兄弟喧嘩は解決したと思っているのでは?
もうお分かりですよね?そうです、それで解決はしていません。子供の心にモヤモヤとした思いが溜まったままなのです。
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兄弟喧嘩にはこれが得策!今日から使える5つの方法
子供が納得する解決方法なんてあるの?と思われているでしょう。確かに子供が100%満足する解決策を見出すことはとても難しいです。
しかし、100%満足はさせられなくとも子供も納得できる解決策ならあります。それはそれぞれの子供に寄り添った解決策です。どういうものがあるのでしょうか?
1、すぐに仲裁しない
年齢が幼いと兄弟喧嘩をしてもすぐに仲直りすることもあります。下手にパパが仲裁に入ってしますと、子供同士で仲直りするタイミングが分からなくなってしまうかもしれません。
また、兄弟喧嘩=悪いものではありません。兄弟喧嘩で学ぶべきことはたくさんあります。
喧嘩をして仲直りした時に「痛み」や「相手への思いやり」を学ぶことができます。自分の感情をコントロールする力も徐々に養われていきます。すぐにパパが仲裁に入ってしまうとこれらを学ぶ機会を奪っていることとなります。
2、言い分を聞く
喧嘩の原因は双方の言い分によって違ってきます。パパがどちらかに肩入れしてしまうと、悪者にされた子供は大好きなパパに裏切られた気分になりショックを受けてしまいます。必ず双方の言い分を聞きましょう。幼くまだ上手く話せない子供の場合、パパが「イヤな気持ちだったの?」「お兄ちゃんみたいに上手にできなくて悔しかったの?」などと気持ちを代弁してあげると良いでしょう。
3、上の子から話を聞いてあげる
下の子が泣いていると上の子の話をしっかり聞くこともせず下の子にかかりきりになってしまいませんか?上の子はパパやママの愛情をもっと自分に注いでほしいと思っています。もっと自分のほうを向いてほしい、認めてほしいと思っています。上の子から話を聞くことで、パパやママがちゃんと自分のことを気にかけてくれていると実感することができます。
4、上の子ばかり我慢させない
上の子は好きで最初に生まれてきたわけではありません。それなのにパパやママは「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」と我慢させていませんか?上の子ばかり我慢させていると、上の子はパパやママに隠れて弟や妹に意地悪をするようになります。褒めるべきところは褒め、抱きしめるなど愛情表現をしっかりしましょう。上の子で年齢も大きい子供を叱る時は理屈を交えて分かりやすく説明しましょう。また、時には下の子に我慢させる必要もあります。下の子に我慢させることで下の子は「いつもパパは自分の味方になってくれる」と勘違いするのを防ぐこともできるでしょう。
5、気まずい空気を終わらせる
「ごめんなさい」と言葉では謝らせることはできても、気まずい空気は兄弟喧嘩の後も続いてしまいます。パパと一緒に遊ぶことで楽しい空気に換えてあげましょう。特に年齢が大きくなればなるほど、なかなか素直に許すことができず気まずい空気が漂いがちです。気まずい空気はその日のうちに、できればその場で終わらせてあげましょう。
兄弟喧嘩の一番の原因は親の愛情の奪い合い
兄弟が多ければ多いほどパパやママの愛情が自分にどれだけ注がれているのか気になります。
上の子ばかりを我慢させないと述べましたが、逆に下の子に「お兄ちゃん(お姉ちゃん)を敬いなさい!」と我慢させてばかりでもいけません。バランスが大切なのです。
上の子であれ下の子であれ子供は
- 自分を一番愛してほしい、
- もっと褒めてほしい、
- 認めてほしい、
- 頼りにしてほしい
という思いを持っています。
上の子が学校に行っている間は下の子を、下の子がいない間は上の子を特別扱いしてあげましょう。
子供が「誰が一番好き?」と聞いてくることもあるでしょう。「皆好きだよ。」という言葉では子供は満足しません。
「あなたのことが大好きだよ。」と抱きしめながら言ってあげることで子供は安心します。パパと二人だけで出掛けるなどたまには特別扱いしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
兄弟がいれば兄弟喧嘩は必ず起こります。
時には殴り合いの大喧嘩にまで発展してしまうこともあるでしょう。ヒートアップしてしまう原因は2つ考えられます。
それは、兄弟なら嫌われても構わないという感情と年長者のプライドです。兄弟喧嘩の原因が些細なことなのに、これらの原因によって大喧嘩になってしまうのです。
パパが仲裁に入ることで喧嘩が悪化してしまうこともあります。「どっちが悪いの?」「謝りなさい!」「おやつあげるから仲直りしなさい」などと、とりあえずその場を収めようとするパパの対応に子供は不満を感じているかもしれません。喧嘩で学ぶこともありますから
- すぐに仲裁に入らない、
- 兄弟双方の言い分を聞く、
- 上の子から話を聞く、
- 上の子ばかり我慢させない、
- 気まずい空気を終わらせる
ことを意識して兄弟喧嘩の対応をしていきましょう。そして、たまには子供と二人で出掛けるなど特別扱いをして子供を安心させてあげましょう。
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