毎晩の寝かしつけは本当に大変です(汗
早く寝かしつけを終えて一息つきたいですよね。
仕事が残っている場合は特に「早く寝てくれ!」と祈る想いです(笑)
しかし親の思いとはよそに子供はいつまでもふざけていたり、ずっと喋りかけてきたりと全く寝る気配がないことにイライラします。
「いい加減にしなさい!いつまで起きているんだ!」なんて怒る日も多く…。怒った後に自己嫌悪。
でも、この寝つきの悪さも、ただ遊びたいだけではないこともあります。心因的なものや生理的なものなども実は原因だったりもします。寝付きの悪い子供へは一体どう接すればいいのか原因と接し方をまとめてみました。
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寝付きが悪いとはどういうこと?
寝付きが悪いとは眠りたいのに眠れない、布団に入ってもなかなか眠ることができない状態のことを意味します。その原因には以下の3つが考えられます。
1、自律神経の乱れ
自律神経とは心臓の動きや呼吸のように自分の意思とは関係なく作用する神経のことで生きていくうえで不可欠なものです。
自律神経は体を活動モードにしてくれる交感神経とリラックスモードにしてくれる副交感神経が交互に切り替わることで一日のリズムを作っていきます。
朝起きると交感神経が優位に立ち活動的に、夜寝る前には副交感神経が優位に立ち体を休める状態にしてくれます。
この切り替わりが上手くいかないと起きる時間なのに起きられない、寝る時間なのになかなか眠れないことになってしまいます。
2、体内時計のズレ
寝る時間なのに眠れないということは体内時計ではまだ寝る時間ではないのかもしれません。
就寝時間と体内時計がずれてしまうことによって寝付きが悪くなることはあります。体内時計がずれてしまう原因はメラトニンというホルモンの分泌量が関係しています。
メラトニンとは簡単に言うと「睡眠お助けホルモン」です。このメラトニンの分泌には光によって調節されています。私たちは目から光を感じ脳に刺激を与えています。
朝は同じ時間に起き、カーテンを開け太陽の光をたっぷり浴びましょう。太陽の光を浴びることでメラトニンの分泌が減少し目がパッチリと覚めます。
逆に、日が落ちてくるとメラトニンの分泌量が増えて眠くなるというわけです。しかし、このメラトニンは太陽の光だけで調節しているわけではありません。
テレビやパソコン、部屋の明かりなどの光にも影響を受けてしまいます。夜遅くまでテレビを見ている、部屋の電気を点けっぱなしで眠るとメラトニンの分泌量が不足して目が覚めてしまって眠れなくなってしまいます。
3、ストレスや冷え
ストレスや緊張によって自律神経や体内時計が乱れてしまいます。
ストレスを抱えていると日中の活動モードが抜け切れず熟睡できない、寝たはずなのに疲れが取れないような状態になってしまいます。
また、手足が冷えることでも寝付きが悪くなります。
子供が赤ちゃんの頃、眠くなると手足が温かくなると感じたことはありませんか?体が冷えてしまうとリラックスできず夜中に何度も起きてしまう、眠りが浅い状態になってしまいます。
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寝付きの悪い子供へ接する時の5つのポイント
子供の寝付きを良くするために以下のことに注意しましょう。
1、眠る前に興奮させない
テレビやゲームは寝る1~2時間前から控えましょう。脳に「もう寝る時間だよ~」と寝る準備をさせるのです。
興奮した状態だと寝付きが悪くなってしまうのでテレビ、ゲーム、パソコン、パパとの戦いごっこなどはやめておきましょう。
「寝る前に一回だけ戦いごっこしよ~!」なんて言われても「昼間にしようね」と言って相手になってはいけません。
戦いごっこではなく絵本を読んであげてください。部屋の明かりを暗くして体をリラックスさせてあげましょう。
2、昼寝は早い時間に
子供の年齢によってはまだお昼寝が必要な子もいますよね。お昼寝はとても大切なのですがお昼寝の時間にも気を付けるべきです。
お昼寝は15時までに済ましておきましょう。夕方寝てしまうと夜なかなか寝付けなくなってしまいます。
夜眠るのが遅いと朝起きる時間も遅くなりどんどん体内時計が乱れてしまいます。
3、生活リズムの改善
早寝早起きは大切です。しかし、夜なかなか寝付けなかった子供が朝起きる時間になっても起きてこなかったら「夜に眠れていないからな…睡眠不足になったらいけないし、もう少し寝かしてあげよう。」と思ってしまいませんか?
それでは悪循環なのです。
夜どれだけ遅くなってしまっても朝は決まった時間に起こしましょう。
睡眠不足が気になる場合は昼寝を早めにとってあげましょう。決まった時間に寝る、起こすことで生活リズムを整えてあげるのです。
また、日中運動や遊びで体をしっかり動かすことも大切です。体を動かす時間と休ませる時間のメリハリをつけましょう。
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4、温度や湿度管理
体が冷えていると寝つきが悪くなってしまいます。しかし暑すぎても寝苦しくて眠れません。
体が冷えている子には湯たんぽやホットミルクを与えると良いでしょう。
冬は乾燥しやすいので加湿器や濡れたタオルを干すなどして乾燥対策もしておきましょう。
逆に暑がっている子供は汗をかいていたら着替えさせてクーラーや扇風機などを上手に活用しましょう。
5、安心させる
「早く寝かさなきゃ!」と焦らないことが大切です。
その焦りは子供に伝わり子供も「パパが怒っている!早く寝なきゃ!」と思っています。そう考えれば考えるほど寝付きは悪くなってしまいます。
パパやママが何をしても子どもが眠れない日もあります。そんな日は「大丈夫、そのうち眠たくなるさ」と優しく声をかけてあげてください。
そして好きなだけ起こしておいてあげましょう。それでパパが先に眠ってしまっても良いじゃないですか。きっとふと目を覚ました頃子供は隣で眠ってしまっているでしょう。
24時間毎日起き続けている子供はいません。「今日だけ特別だぞ。」と言ってたまに甘やかせてあげてください。きっと子供は嬉しくて安心するはずです。
また、夜は怖いこと、嫌なことを考えてしまいがちです。子供が夜泣きながら起きてきたことはありませんか?
子供にとって夜は不安になりやすいのです。パパが「大好きだよ!」「パパの大事な子だよ」と子供に言ってあげましょう。
頭を撫でたり抱きしめて安心させてあげましょう。パパの笑顔や言動で子供の不安を無くすことができるのです。
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忙しのに…!寝かしつけは側にいないとダメ?
早く寝かしつけて仕事の続きをしなきゃ、洗い物が溜まっているし洗濯物もまだ畳んでいない、友人からの連絡にまだ返事できていない…などやるべきことがたくさんあると寝かしつけの時間をなるべく短くさせたいと思いますよね。
なにも寝かしつけの際に必ずしも添い寝をする必要はありません。
子供が赤ちゃんの場合、抱っこや添い寝の必要があるかもしれませんが、言葉が通じる子供であれば「パパお洗濯畳まなくちゃいけないから起きているけれど、ちゃんとここにいるからね。
安心して目を閉じていいよ。」と優しく声をかけてあげましょう。
洗濯物を畳んだりアイロンをかけるくらいであれば豆電球の明るさでもできるでしょう。いえ、きっとできます。継続すれば慣れていくはずですから(笑)
また、小学生など子供が大きくなったら「洗い物しに少しキッチンに行ってくるよ。洗い物が終わったらすぐに来るからね。」と言ってみましょう。
最初は怖がって嫌がるかもしれませんが子供も次第に慣れていきます。子供が寝るまで何もできないのではパパやママもストレスが溜まり「早く寝かさきゃ!」と焦ってしまうでしょう。
そうならないために子供に「パパやママはやるべきことがある」ということを理解させても良いのではないでしょうか。
ママが家事と育児をメインに頑張ってくれている家庭では、ママは毎日フル稼働で働いています。パパが早く帰って来て次の日が休みならば是非ママに休息を与えてあげましょう。
寝かしつけ後の家事も体験してみましょう。きっとママの偉大さを痛感するでしょう。
まとめ
子供の寝付きが悪いと困りますよね。毎日のことですし、寝かしつけを終えてもパパにはやるべきことがたくさんありますよね。
持ち帰りの仕事や家事の残りがなくても、ゆっくり晩酌したいし自分の時間も取りたいじゃないですか。
だからといって寝かしつけを焦っては逆効果になってしまいます。子供を興奮させない、ストレスを与えない、安心感を与えることで寝つきが良くなることがあります。
何をしても寝ないのであればその日だけは特別に起こしておいてたくさん親子の会話やスキンシップをしてあげてみてはいかがでしょうか。
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