夫婦喧嘩が子供の脳に与える良い影響、悪い影響!喧嘩の仕方で変わる子供の脳

夫婦喧嘩が子供の脳に与える良い影響、悪い影響!喧嘩の仕方で変わる子供の脳
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子どもに悪い影響を与えるような喧嘩はしたくないものですね

夫婦といえども同じ屋根の下で他人が暮らしているわけですから、喧嘩をしてしまう日もあるでしょう。夫婦喧嘩は些細な事で突然勃発してしまいますよね。

子供に見せたくないと思いつつも、つい感情的に言い争いをしてしまう…

その喧嘩が引き起こす子供への影響をご存知ですか?

良い影響と悪い影響。そして、良い影響を与える喧嘩のスタイル(笑)をご紹介します。

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夫婦喧嘩が子供に与える5つの心理的・身体的な悪影響

1、精神疾患になる

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子供の心に悪影響

「言い争い」「怒鳴りあい」の様子を見せることは子供に緊張感や恐怖感を与えます。小さな子供は両親との生活がほとんど全てですから、他に発散する場所もなくストレスを溜め込んでしまいます。結果、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に陥りやすくなります。PTSDとは過緊張による頭痛や不眠などの身体症状、パニックやヒステリー、登校拒否などのコミュニケーション障害、摂食障害や自傷行為など多岐に渡る症状を持ちます。

 

2、成長を阻む

不安を感じ十分な睡眠をとることができないと、カラダの成長にも悪い影響が出てきます。睡眠は成長ホルモンを分泌させる大事な時間です。成長ホルモンの分泌が悪くなると、身長が伸びない、疲れが取れず無気力、病気への抵抗力や免疫力が下がる、太りやすくなるなどの症状が現れます。

 

3、恋愛や結婚に否定的

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将来的に恋愛にも否定的に・・・

「パパとママは結婚したからいつも喧嘩ばかりしている。」と子供は学習してしまいます。自分が大人になった時、結婚に対する希望が持てなくなることは容易に考えられますね。

また、男女の言い争いを見ている事で異性自体に興味が持てなくなるようにもなってしまいます。

 

 

4、自己肯定感・自己重要感が育まれない

自己肯定感・自己重要感とは自分は大切な存在だと思える心の状態、自分に価値があると思える感覚なんですが、それが育まれないと「自分が生まれたからパパとママは喧嘩をしている」と思ってしまいます。

また、人に対しても価値を認めることができなくなってしまいます。

相手の価値を下げる(攻撃する)事で相対的に自分の価値をあげるような感覚で自分の存在意義を確立したいと思う、ネガティブな自己重要感を育てかねません。

この自己肯定感・自己重要感というのはコミュニケーションではとても大切な感覚です。お互いを認め合う感覚といえばイメージしやすいでしょうか。

この自己肯定感・自己重要感を自分、相手に見出すことが出来れば関係はうまくいきます。

 

5、乱暴な大人に育つ

些細な言い争いでさえ子どもに与えるストレスは多大で、そのストレスから自分の体や心を守るために子どもは自分がそのストレス以上の存在になろうとします。

つまり、暴力的になったり、言葉が乱暴になっていき相手を攻撃することで自分を守ろうとしてしまうわけです。コレは自分の子供には願わない結果ですよね。

 

どうでしょうか?

自分の子がこのような状態になってしまうかもしれないと思ったら、子供の前で夫婦喧嘩をしないように気をつけなければって思ってしまいますよね?

でも、実際は喧嘩中のパパとママが子どもの前だけいつも通りに接するなんてことはできませんよね?

いくら平静を装ったとしても、敏感な子供はすぐにパパとママのいつもと違う雰囲気に気づくことでしょう。なんせ、言葉以外のしぐさや表情・雰囲気・空気感などの非言語コミュニケーションが9割ですから。(※「人は見た目が9割」)

無理やり作った笑顔や会話は変な空気を生み出し、その中で過ごさなければならないことは子供にとっても辛いものなのです。

しかし、夫婦喧嘩もやり方によっては子供に良い影響を与えることもあるんです。ご存知ですか?

 

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子どもに良い影響を与える夫婦喧嘩はコレだ!覚えておきたい3つの鉄則!

夫婦喧嘩が子供に良い影響を与える?そんなことありえるのか?なんて不思議に思うかもしれませんが、たった3つのことに気をつければ出来る様になります。

 

1、考え方の違いをお互いに分かり合おうとする

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よく話し合う。

人それぞれ考え方が違って良いし一緒にやっていけるということを教えることができます。パパとママが我慢せずお互いの気持ちを表現し合い、分かり合おうとすることで、信じ合うとはこういうことだと子どもは学ぶことができます。

 

2、夫婦喧嘩の翌日にはいつも通り、あるいはこれまで以上に仲良しになる

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喧嘩したあとはコレまで以上に仲良しになる

たとえ感情的に言い合ったとしてもすぐに仲直りしているところを見せれば夫婦であることの良さを伝えられるでしょう。子どもであれ、男女の愛がなんとなく伝わるはずです。

 

3、夫婦喧嘩をするなら論理的に話し合おう

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論理的に話し合う。意見をすり合わせる

考えが違う。習慣が違う。こんなことがケンカの原因であることは多いです。

そんな時感情に任せて罵り合うのではなく、合わない部分をどうして行けばお互い気にならなくなるのかの意見をすり合わせていくということが出来れば、よりよい関係が出来るはずです。

パパよりママのほうが感情的になりがちで論理的に話すことは難しいという夫婦は多いかもしれません。しかし、先に述べた子どもへ与える悪影響のことを考えると論理的に話し合おうという意識は高くなるのではないでしょうか。論理的に話し合うことで、子供は「困った時はパパやママみたいにちゃんと話し合って解決すればいいんだ。」と学ぶことができます。

良い夫婦喧嘩は冷静に話し合うことです。話し合い理解し合う様子を子どもに見せることで信じる気持ちが生じます。人間は一人では生きていけないので、他人と分かり合うためには話し合うことが大切なのだと子供に伝えることができます。信じる気持ちが芽生えた子どもは、小さなことは何とも思わなくなります。簡単にはめげない強い心を持った人になっていくはずです。

要するに、「問題解決」というゴールに向かっての意見のすり合わせ。喧嘩が激しくても静かでもいいんですが、何のためにしているのか?ゴールが設定してあること。

怒鳴りあって喧嘩が始まったときに、「じゃあ、今回のゴールはこうしようか」なんてシラーっといえないと思いますが、「コレ止めてよ」とか、その場の感情のぶつけ合いにならないように「●●●のために」と意味づけをしていやな行動しぐさをしないようにすり合わせていく。難しいですけど、子供のためにこんな意識は持ちたいものです。

会社で言えば、「気に食わない」とか、その場の感情のぶつけ合いではなく、家庭・家族の関係性を良い方向にもって行くための意見のすり合わせ。問題解決という同じゴールに向けて最善策を模索する。こんな形を見せていけば、コレは立派な教育です(笑)

 

夫婦喧嘩をしてしまった後は必ず子どものフォローを!

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特に赤ちゃんはフォローする

赤ちゃんにはより注意しないといけません。

たとえ良い夫婦喧嘩だったとしても、喧嘩のあとの子供へのフォローは必ず行ってくださいね。夫婦喧嘩を見ることは子供を不安にさせますから。

赤ちゃんは言葉が分からないから夫婦喧嘩を見せても何も分からないだろうと安易に考えてはいけません。赤ちゃんは空気の変化にとても敏感なので、心身ともに緊張状態になってしまいます。言葉が分からないため夫婦喧嘩の原因が分からず、自分が怒られていると勘違いしてしまい、恐怖感を感じてしまうでしょう。

子供の前で夫婦喧嘩をしてしまった時には「不安にさせてごめんね。あなたが悪いのではないんだよ。パパもママもあなたのことが大好きだよ。」と伝えてあげましょう。抱きしめてあげると子どもは不安が和らぎます。

また、ママと仲直りすると同時に子どもに嫌な思いをさせてしまったことをパパとママ揃って子供に謝りましょう。パパとママが仲直りしたと分かればそれだけで子供は安心するはずです。

 

まとめ

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よりより関係のために意見を言い合うことは大事

夫婦喧嘩はfight (ファイト=感情的な喧嘩) ではなく、discussion(ディスカッション=議論、意見のすり合わせ・調整)

このスタイルであれば、お互いや子供への学びもあります。

ですから、子供の前で感情的な夫婦喧嘩をすることは避けるべきことです。感情的な夫婦喧嘩は子供に多大なストレスを与え、子供の成長を阻んでしまう恐れがあります。

「パパとママのように他人と喧嘩したら暴言や暴力で抑えればいい。」と脳に潜在的に刷り込んでしまいます。

子供に与える影響を考え、ママと喧嘩をしそうになったらグッと堪えてみましょう。一瞬の言葉を飲み込んで、今言いたかったことは「何のために?どういう方向に行きたいから」と改善するためのゴールをイメージしてから話しましょう。

理論的に話し合い、ママの意見を受け止めるように努めましょう。無いとは思いますが、子どもの前でママの悪口を言ったり、夫婦喧嘩の八つ当たりをすることのないように気をつけましょう。子どもはパパとママのことが大好きなのです。もしこの先子どもがパパの小言を言いだし嫌い始めたら、それはママがパパの言動を子供に愚痴っているからかもしれませんね(汗

ママを敵に回すと怖いですね。ママのほうがパパより一緒にいる時間が長いですから、自分の敵として作りかえられてしまいますよ(笑)

この辺は普段から良くママと話し合い、お互いの信頼関係を築いていてください。

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