「子供とコミュニケーションをシッカリ取りなさい。」とはよく言われます。
一緒に遊べとか、テレビを見る。映画を見る。同じ趣味を持つ。などなど・・・。なんとなくは思っていても、では、具体的に「コレ!」っていうコミュニケーションって?
ここを詳細に語っている人はあまり周りにはいません。
なんとなく「コミュニケーションをとりなさい」といっているだけなんじゃないの?と思えてしまいます。
心理学的に言うと、信頼関係を築くコミュニケーションの要は「傾聴」といわれています。相手の話を真剣に聞いてあげることですね。
私は仕事上「コーチング」のスキルを使うことが多いです。このコーチングというのは、スポーツ選手や、ビジネスマンの間でも「目標を達成するスキル」として活用されているものです。このコーチングでも基本は聞くことです。
話をシッカリ聞いて、信頼関係を築き、目標達成へと導いていく。コレがコーチングです。人のやる気を引き出すのにはとても有効なスキルで、子供のしつけややる気を出さ目標達成のためにももちろん有効です。私も子供に接するときは、特に話を聞いてあげると言うことを心がけています。こうしていると、子供たちとの距離が近づくのを実感します。
子供といると楽しい。でも、子供と自分だけになったときの時間は難しい。そんなパパもこのスキルになれると、子供との時間がとても有意義なものになります。
そんなコーチングのスキルの中でも、ココだけ抑えておけばまずはいいでしょう。という部分をまとめてここで紹介します。
難しいもの、面倒くさいもの、シンプルじゃないとどんなにいいものでも使い続けられませんよね。
私がそういう性格ですから、私自身が使っていて使いやすい効果をスグに実感できるもの。それだけ紹介します。
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やる気を引き出すコーチングとは(コーチングの目的)
やる気=自分で目標を設定し、行動し、振り返り、目標を再設定する。この繰り返しの習慣の中から身に付いていく。と考えています。
コーチングは、この
- 目標設定、
- 行動、
- 振り返り、
- 目標の再設定。
これをサポートして能力を引き出してあげること。
- 質問をして、
- 傾聴し、
- 頭の中のアイディアを引き出して、
- アイディアを整理する手伝いをする。
- そして、行動を起こさせる
答えはすべて自分の中にある。コレもコーチングの考えです。
あんまり難しくいうとややこしいですが、話をしやすいような質問を繰り返し投げかけて、話を引き出してあげて行動(やる気)を起こさせる。やることはコレだけです。
例えば、
子供が何かをやりたい。と思っているとします。
- 「それはなぜやりたいんですか?」
- 「それはどうやったら出来ますか?」
- 「それをするとどんな気持ちになりますか?」
- 「いつまでにやりたいですか?」
- 「誰とやりたいですか?」
- 「そのために何をすればいいですか?」
こんな質問をすることで、より具体的なイメージを持てるようにサポートしていきます。
こういう質問をすることで、アイディアがドンドン湧き上がってきます。
そして、話していることで自分で気付きを得ることが出来、頭の中が整理できてき何をするべきかがハッキリしてきます。
こんなことを目標達成のサポートとして行うコーチングですが、とりあえずは小難しいことは置いといて、「子供とのコミュニケーションは聞いてあげればいい!」ということが分かればいいと私は思っています。
ではその為のちょっとしたテクニックを次ではお伝えします。
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子供のやる気を引き出すコーチングのテクニック
質問して、子供の考えを引き出すわけですが、聞くときの心構えについてお話します。
この聞き方がまずいとそれだけで、効果はなくなってしまいます。この心構えは特に気にしていてください。
ついつい破っちゃうんです。意識していないと(笑)
話を聞くときの心構え
- 口を挟まない。(聞くことに徹する)
- 沈黙を怖がらない(言葉が詰まっても口を出さない=考えているから)
- 考えさせる。(答えは自分の中にあると信じて、答えを与えない。)
- 否定をしない。(否定をすると言葉(本当の気持ち)が出てこなくなる。)
人は、話を聞いてくれる人を信頼する。ですから徹底的に聞いてあげてください。話を聞いていても、絶対口を挟みたくなります(笑)コレをグッとこらえてください。
特に自分の子供の場合は、話の途中でも口を挟みたくなります。
「いや、それはね・・・。」って、コレは絶対NGです。コレで信頼関係をなくします。
とにかく聞くことに徹してください。そうすることで、ドンドンと話に勢いがついてきます。
潜在意識で、「この人には話をしてもいいんだ!」こういった状態になります。
答えを与えないということも大事です。答えは自分の中にあるので、与えてしまってはいけません。
与えてしまうと、自分で考えるという頭の中のシステムが働かなくなります。
親は、ついつい「それはね・・・」といってしまいがちです。私もいまだにうっかりやってしまいそうになります。
子供のやる気を削ぐのは「否定すること」
そして、否定をしない。「○○○なんだよ。」と子供が言ったら「それは△△だよ。」とは言わないことです。
もし仮に、答えが違っていたとしても、「○○○と思うんだね」とまず同意してあげてください。
コレが大事です。否定されると、意見そのものを言わなくなってしまいます。
ですから、一度同意して、それから、「○○○と思うんだね」パパは、「△△と思うんだけど、それはどうだろう?」とこんな感じで、伝えてみてください。
あなたと話をしているときは、とにかく話をしていい環境なんだと分かってもらうことです。ポイントは。
それが心を開いてくれることにつながります。
子供のやる気を伸ばすコーチングで傾聴する際に使う効果的な技術
心構えを知った上で、実際に使うテクニックもお伝えしていきます。
傾聴
- 相槌 タイミングよく相槌を打つことで相手が話しやすくなる。
- 共感 共感することで、話すのが心地よい状態になる。
- 声のトーンを合わせる 声のトーンを合わせることで安心感を持つ。
承認
先ほども書いたように、否定されると話が止まります。思考が止まります。話を引き出すためには、否定をしないだけでなく、承認します。
コーチングで言う承認とは、簡単に言えば、事実を伝えること。字がうまく書けたら、「すごいね。」「上手に書けたね」と誉めるわけではなく、「こんな字が書けたんだね?」と伝えます。これはほめているわけではありません。事実を伝えているだけ。
こんな使い方をしてみると、相手が話しやすくなっていくことを感じると思います。
バックトラッキング(オウム返し)
語尾を真似ることです。
「この書類明日までにまとめておきます。」という言葉には、「明日までにまとめるんですね?」
「保育園で健二君と遊んだんだ。」「健二君と遊んだんだね。」「遊んだんだね。」
こうすることで、とても話しやすくなります。”あなたに話をしてもいいんだ”と相手の脳が認識します。非常に話しやすくなるはずです。
■■「コーチングのやり方を”知ってる”だけではダメ。コーチングを活かす聞き方の本質」■■
子供のやる気を引き出す質問のしかた
オープンクエスチョンを使う
質問は、オープンクエスチョンで。オープンクエスチョン=yes , noで答えが終わらないもの。
「今12時ですか?」「はい。そうです。」コレで終わってしまいます。
「今何時ですか?」「12時です。」このほうが話を引き出すきっかけになります。
yes,no,で答えが終わる質問でなく、5w1hで質問する。
特に、howを使うとよいです。
「失敗しちゃった。もうこれできないよ」
「じゃあ、どうすれば、次うまくいくと思う?」こんな投げ掛けをするとよいです。話がまた出てきます。
子供のやる気スイッチを入れる質問は、これだけ覚えればいい
いろいろ書きましたが、質問が適切じゃないと話が引き出せません。
話を引き出す魔法の質問をここでは紹介します。
話を聞いているあうだにタイミング良く、この3つのキーワードを使うことで、言葉がドンドン出てきます。
そしてシッカリそれを聞いてあげてください。
- 例えば?
- 他には?
- 具体的に言うと?
この3つを話の合間に入れて、タイミングよく話を引き出してください。コレだけでも、信頼してもらえるようになります。
技術は必要です。コレがないとそもそも使えません。ただ、コーチングの技術を持ってやり方を知って質問をすることで相手は話しやすくはなります。
話しやすくはなりますが、本当の意味で、信頼を得るには「聞く」ということの本当の意味を理解しておくことが必要です。
■■「コーチングのやり方を”知ってる”だけではダメ。コーチングを活かす聞き方の本質」■■
まとめ
話を聞いてくれる人を信頼します。
自分のことばかり、特に自慢ばかり話す人ってウザいですよね。
自分のことばかり話さないで、シッカリと話を聞いてあげてください。
どういう人間なのか?何を考えているのか?何をしたいのか?何が必要なのか?コレを聞いてあげれば、本当に距離が近づくのを感じることが出来るはずです。
子供や、ママの話をシッカリ聞いて、コミュニケーションをシッカリ取ってください。家庭の雰囲気が和むはずです。
■■「コーチングのやり方を”知ってる”だけではダメ。コーチングを活かす聞き方の本質」■■
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