3歳から空手を習わせている。礼節を重んじる事。強さを身に付けて優しさをはぐくむこと。自信を付ける事。そんな事を目的にならわせていた。6歳になって大分集団の中での規律というのも身についてきたと思います。
昨年から、この冬の小学校受験に向けて(スタート遅い > <)勉強と、巧緻性の練習、体力強化をしてきました。
そんな中での、子供の心の変化、体の変化、行動の変化を感じ、やっぱりやらせて良かったと思えたことを書いていきます。
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習い事:子供のうちはやりたい事を自由にやらせる方が良いはウソ!
- 「子供のうちはのびのびさせるもんだ。」
- 「嫌な事はやらせなくていい」
- 「無理やりやらせても良い事ないよ。伸びないよ」
こういうことを言う人がいます。私も言われたことがあります。
ウチの子は、空手をやるとき、最初嫌がってしょうがなかったです。無理やり感は否めません。かわいい女の子の先輩を出しに行く気にさせようとしたり、「行かないなら他の事もやらせないぞ」とある意味脅かしたり (><)良くないなぁとは思っていても、そんな感じで半強制的に連れて行っていました。
この空手道場は、私が20年以上お世話になっている先生のところです。
この先生と一緒にやってくることが出来て、私も変わりました。自分に厳しく人にやさしい。やると決めたことはやり遂げる。
そんな強さ、優しさ、我慢強さを持っている先生ですから、先生に触れる機会をウチの子にも増やしたい。という気持ちと、こういうものは、親が教えるより”外注が良い”と思っていたからです。
第三者が教えるから、親が教えていくことも入りやすくなると思っているからです。
実際にそうでした。私に思う思い以上に、先生や指導する先輩への尊敬は大きい。
「こんな時、館長ならどういうだろう?」
「こんな事したら館長は何て言うかな?」と、
男の生き方を体で見せている「かっこいい先生」という基準が出来ているので、子供も言われるとハッとした顔になり、改めるべき行動に気付いてくれます。
最初は嫌がっていた空手ですが、小さな子供には、自分の小さな世界の中だけでは選択肢がありません。子供には何をしたらいいのか?決める判断材料がないんです。
ですから、最初は嫌だと思い込んでいるものも経験をしていないだけなのだから、まず試させてみるのが良い。こう思っています。
選択肢を用意してあげるのは親の仕事。興味付けをするのも親の仕事。そこに向かって頑張るのは子供。
先生へのリスペクトが出てきた最近は特に、そんな形で進めていこうと思いました。
学習の習慣
私は子供の頃勉強を全くしない子でした。だから机に向かう習慣がない。苦痛でした。学校の授業は聞いていましたが、高校の受験の時に初めて自宅で勉強をしたくらいです。
「私の子供だから・・・」と思っていましたが、最初は「毎日少しずつ(5分くらい)でも机に向かわせる。」だけでいい。と思って、勉強を集中してしなかったとしても、それだけをさせるようにしました。
そして、私のように「勉強=苦痛」とならない様に、楽しいものという意識づけするように心がけながら「座らせる習慣」を付けさせることにだけ注力しました。
ママも、頑張っていました。(たまに頑張り過ぎてキレるのが凄い)
- ドリル、
- ペーパー、
- 字の練習、
- 絵日記(これは相当効果あり。字も絵もうまくなり絵が好きになった。)
まず、小さなこと(机に向かうという事だけ)からコツコツと進めるのが良いようです。
成績がいいか悪いかは別として、机に向かう事が「出来た」という達成感ができる。そして、やることが「あたり前」になるという事が最初のステップですね。そうすれば、学習への抵抗がなくなります。
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学習や運動のアドバイスも言い方次第でやる気をなくさせる
勉強も鉄棒も空手も縄跳びも全てに言える事があります。見ている親は、100%一言アドバイスを言いたくなる(笑)
この声の掛け方がポイントです。
やる気が伸びるのも、やる気をなくすのも声の掛け方次第です。
ここはパパが気を付けたいところ。やる事自体はいたってシンプルなんですが、ただ、やり方を知らないと「やらかしちゃう」事になります。
- こうやった方が良いよ
- それは違うね。○○してみな
これはNGです。
正しいやり方を教えているんでしょうが、子供にとっては、今自分がやってきたことがダメ出しされたような感覚になります。
ウチの子もこれで一気に意気消沈し、ふさぎ込みます(汗
何度も失敗を繰り返し(笑)たおかげで、今では対策ができました。
子供のやる気をなくさせない「やるべきアドバイスの形」
- 違う
- こうしなさい
- そうじゃない
- だめだな
- これができないの?
これ全部だめな声掛けです。分かりますよね。
でも、言っちゃうんです。親は真剣に応援しちゃうから。
自分がやってきたことを否定されるのは、子供にとっても大人でも嫌なものです。
大人は、感情を子供よりもコントロールできるから、表面上は普通にしていられます。(心の中では、不満を持っています。)でも、子供は、直ぐにやる気に現れます。そういう目で見ていると、接し方のコツがわかってくるはずです。
これは、反抗期に関しても言える事なので、パパママは知っておいた方が良い子供とのスタンスですね。
参考:■■「二十歳で反抗期は困る!反抗期はいつまで?反抗期の年齢や時期は親の接し方次第だ」■■
※反抗期=自分のこれまでの価値観を変えられたくない。認められないことへの抵抗
出来た事の承認(認めてほめてあげる)でやる気アップ
やる気を出させることも大事ですが、否定をしないことが、まず、その前にやるべきことです。ここを気を付けるだけでも子供との関係性が良くなります。私はなりました。
そして、やったことへの承認。(認めてあげる。受け入れてあげる事)承認があれば、子供の気持ちは満たされます。
満たされる事、安心感が次への行動の意欲になりますから、うまく出来ていても出来ていなくても、やったことを認めてあげましょう。
紙飛行機づくりを例にしてみましょう。
- 子供が紙飛行機を作る
- うまく出来ていないが、作ったことを承認する
- 紙飛行機を飛ばす
- 上手く飛ばない
- アドバイスしようとするとキレる(まだアドバイス要らない)
- 飛ばす。がまたうまくいかない
- 上手く飛ばしたくなる
- アドバイスできることを提案
- 受け入れる
具体的には、
(紙飛行機を折って羽が左右対称ではなかったとしても)「紙飛行機作ったんだね!!」※内心は、形の不出来を治すアドバイスをしたいが・・・。
とまず認めてあげる。そして飛ばさせればいいです。うまく飛ばないんで。やっていくうちに、うまくいかないので何とかしたくなります。そこで、「まっすぐ飛ばないけど、飛ぶような直し方知っているけど教えようか?」
ウチの子の場合は、「このままでいい!」と言いがちですが、何度も飛ばして上手くいかないと、だんだんちゃんと飛ばしたい欲求が強くなった時に「どうすればいいの?」と聞いてきます。
その時は、アドバイスを受け入れる状態になっているので言ったことをスッと受け入れてくれるようになります。それまでは、こちらからは言わないようにしています。
つまりは、すべては子供の欲求(やりたい事)に沿って進めてあげる事が大事だという事でしょうね。「アドバイスを聞きたい」これも、うまく飛ばすために自分が必要な欲求という事になります。
失敗しない前から、先回りして色々言ってしまうのは、アドバイスの押し付けになりますし、子供への否定になりますから当然受け入れられないという事になります。
「面倒クセー!」って、最初は私はなってましたね(笑)
でも、将来的な子供の自主性を伸ばす為、やる気を出させるためにはグッとこらえる。親も我慢が必要と割り切ると段々我慢が出来るようになってきます。これホントです。
習い事の空手で年内に黄色帯になりたいと自分から言い出した
こんなほめ方(承認)をしながら、何とか運動も勉強も少しずつ習慣化させてきました。そして、先週、国立小学校の受験と発表がありました。3校受けますが2校不合格。残すはあと1校。これが来週です。勉強に取り掛かるのが遅かったですが、頑張ったと思います。この一年。大分学力もつきました。体力もつきました。そして、一番は、精神が成長したという事です。
勉強に苦痛もあったと思います。ストレスを感じて暴れる事もありました。なだめたり怒鳴ったりしながら、一年たちました。その間、週1回の空手は継続して来ていました。どちらにもいい影響が出てきていると感じます。
空手では、今は幼児だけでなく小学校3年生とも組手(スパーリング=実際に戦う練習)もやります。同じ学年では体が大きく力もありますが、三年生相手では体力的な優位性はありません。ですから、当然やられます。打たれて痛い思いもします。悔しい思いもします。
やり返したいが、避けられてうまく当たらないし、打たれて痛いしできつい事だけですが、パンチや蹴りをもらわない様に相手から少し距離を置いて離れて避ける事もうまくなります。自然に考えるようになりますね。
受験で不合格で本人もショックがあるようです。初めての経験ですから。
ここから、何を学ぶのか?という意味での視点を変えるという、いい経験は出来たと思います。
まとめ
先日、子供から「12月の審査で黄色帯(10級)になる」と言われました。
今まで言われるから通ってたのかな?いやだといっても、「どうせ連れてこられるから」というあきらめで通ってたのかな?と思っていましたが、少しずつの経験。小さな達成感の積み重ねで自信がついてきているからか、少しの欲が出てきたように感じました。
やったことの「成果」だけを見ずに、「やってきた過程」をほめてあげたいと思っています。
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