「勉強しておけばよかったなんて思うわけないよ」と子供の時は思っていました。でも、大人になってみると・・・。
先生の言葉は正しかった。「“後でヤッパリ勉強しておけばよかった”って思うんだから、今ちゃんとやっときなよ」と先生はよく言っていましたが、ホントその通りだなとしみじみい思います。
人生の先輩は経験して言ってる事だから、聞いておくもんだよなぁと改めて思います。
「人生死ぬまで勉強だ」という言葉は良く聞きますが、これもその通りなんでしょうね。ていうか、まさに共感しています。
年取った今が一番勉強しています。
勉強にはここまでやったら終わりというゴールはありませんし、仕事に必要な事、生活に必要な事など「自分で知りたい・学びたい」と思ったことは、全然苦にならずに勉強してしまいます。辞めろといわれてもやってしまいます。
- 好きだから。
- 楽しいから。
- もっと知りたいから。
こんな欲求のもとに勉強していたら、絶対知識量は増えますし、どこまででも勉強してしまい楽しくてしょうがないですよね。
勉強が嫌い、机に座っていられない、集中力がないなどと勉強に躓いている子は、これらの欲求とやることが結びついていなくて、ただ、「与えられたことをやらされている」と感じているからなんでしょう。
こんな子も、なぜやるのか?どうやればいいのか?が分かれば、ストレス無く、やらされた感ではなく勉強に取り組めるでしょうか?
ここでは、そんな子供の勉強のやる気を刺激する方法などをまとめてあります。是非参考にしてください。
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文字の練習は基本
そもそも子供はいつから勉強を始めるべきなのでしょうか。
こどもが勉強を開始する時期は親の教育方針によってさまざまです。
早期学習が大切だと考えるパパやママは子供が生まれた時から日本語や英語の聞き流しをさせています。
また、幼稚園や保育園の方針にも影響されます。幼稚園でひらがなを練習することもあります。そうしたら家でも練習するようになるでしょう。いつから勉強を始めるかは親や通っている園の方針によってさまざまですが、小学校入学までにひらがなの読み書きはマスターしていた方が良いでしょう。
なぜなら小学校に入ると授業や宿題がありますので読み書きができないと授業について行けずどんどん取り残されていく感覚に襲われてしまう可能性があるからです。
ひらがなの読み書きをマスターするためには以下の4ステップがあります。
ひらがなをマスターさせる4つのステップ
STEP1 興味をもたせる
まずは文字に興味を持たせることが重要です。
無理に教え込もうとしても子供は自分の興味のあることにしかなびきません。「お菓子をあげるよ~。」なんて物で釣ろうとしても一時的に効果をなしても続くことは難しいでしょう。
寝る前は必ず絵本の読み聞かせを行う、フラッシュカード=カードを一瞬見せて瞬間的に文字を認識できるかゲーム形式で遊ぶ。こんな遊びの中でも興味を引くものをあなたのお子様に合わせてアレンジしてみてください。文字に触れる機会を習慣づけましょう。
STEP2 読む力をつける
書く力をつけさせる前に読む力をつけさせましょう。
絵本をパパと子供で一文ずつ交代で読む、好きなキャラクターの名前をパパが書いて「これなんて書いてある?」とクイズを出すなど子供に読む力を身に付けさせましょう。
STEP3 遊びを通して書く練習を
文字を読めるようになったら次は書く練習です。
しかし、いきなりひらがなを練習するのではなく鉛筆の持ち方や線の書き方から始めましょう。迷路をさせるなど子供が興味をもって楽しみながら続けられるものが良いでしょう。
STEP4 ひらがなの練習は分かるところから
なにも「あいうえお」から始める必要はありません。「し」「へ」など簡単に書くことができるものから始めましょう。
書き順が大切ですので子供の側で書き順を教えてあげましょう。できたらたくさん褒めてあげてください。褒められることで自信になり「もっと書きたい」という意欲を掻き立てます。
小さな達成感ですね。
この時気をつけたいのは、ほめる=おだてるではないということ。出来た事実を伝えてあげることが一番いい子供のほめ方です。
書き順ができたら、「おぉー、書けてるね」「正しい書き順覚えたね」と事実を伝えるだけでいわれた子は、ほめられた感覚になります。これが次の欲求につながります。
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漢字が苦手な子供の練習は沢山書かせればいいわけではない
漢字の練習方法と言えばノートに何度も書くということではなかったですか?
その方法で覚えてきた私たちは子供にもそのように教えてしまいがちです。しかし、何度も書いたら覚えるものではありません。漢字が苦手な理由は、漢字を覚えるために何度も書いているにもかかわらず、いつの間にか「たくさん漢字を書くこと」を目標にしてしまっているのかもしれません。
また、早く練習を終えたいとただ手を動かしているだけの状態になってしまっているかもしれません。それでは意味がないのです。漢字の練習ポイントは3つあります。
1、読解力を身に付ける
漢字が苦手だと文章を読むことも嫌いになってしまう可能性があります。
パパは小学生の頃、国語の長文問題を見ると「あ~読むの面倒くさいな。嫌だな~」と思ってしまったということはありませんか?
読解力が求められるのは国語だけではありません。算数、理科、社会にも文章問題はあります。漢字の練習の前に文章を読むことに力を入れましょう。小学生から読める小説や学習本には漢字にルビ(ふりがな)がふってあります。読めたらしっかり褒めてあげてください。
そうして読書を習慣づけると国語の長文読解や他の科目の文章問題にも苦手意識なく取り組むことができるでしょう。
2、漢字の音、形、意味を結び付けよう
読めない漢字を覚えろと言ってもそれは難しいです。まずは練習する漢字を全て読めるようにしましょう。読めない漢字は意味の分からない漢字だと言えます。子供にその漢字の意味を分かりやすく教えてあげましょう。また、漢字は「へん」と「つくり」に別れています。漢字には一つ一つに意味があるので意味を知ることで子供の記憶に残りやすくなります。
3、関連付け、グループ分けする
漢字をグループ分けしましょう。「へん」によってグループ分けすることも一つの方法ですが、「電車、車、飛行機などの乗り物グループ」「大根、玉ねぎ、人参などの野菜グループ」「父、母、兄などの家族グループ」など子供が興味を持ちそうなグループ分けをしてみてはいかがでしょうか。
勉強嫌いな子供にパパができる6つのこと
勉強が嫌いな子供は「勉強は疲れる」「楽しくない」「遊びたい」と思っています。
子供が勉強していないとパパやママはつい「宿題を先にやりなさい。」「ちゃんと今日の復讐しているのか?」「勉強しないと皆から置いて行かれるぞ!」と勉強するよう口うるさく言ってしまうものです。
そうなると子供はやる気をなくしてしまうでしょう。「悪い点を取って親を困らせてやろう。」と思う子供もいます。小学生の子供は遊びたい盛りです。ゲームをしたい、テレビを見たい、友達と遊びたい、夜遅くまで起きていたいと感じている子供が多いでしょう。
そのような子供に毎日一時間、いや数十分でも机に座らせるということは至難の業です。パパはどのような点に気をつけて声をかけるべきなのでしょうか。
1、勉強は苦痛ではないと教える
勉強は机に座って教科書を開いてするものだけではありません。
好きなアニメの主題歌を書き出して漢字や英単語の意味を調べる、またはオリンピックなどを見て子供の好きなスポーツの対戦国の国旗、位置、どのようなところかを調べるなど普段の生活や好きなもの、事柄と関連付けて勉強を行いましょう。
そうすることで勉強は楽しくないという考えを変えることができます。
2、できることから始めさせる
「今日は漢字を2つ覚える」「算数の問題を3題解く」など達成しやすい小さな目標を決めましょう。
目標を達成したら褒めてあげましょう。そうすることで子供の自信になります。できることを一つ一つ増やしていきましょう。
一気に沢山のボリュームをやらせるのではなく、小分けして小さなステップで進めることがポイントです。
3、短時間から始める
一日5~10分から始めましょう。初めから何十分も勉強をさせてしまっては子供も疲れてしまいます。
逆に「これ以上もういいよ。」なんて言ってみましょう。「いや、もっとやる。」なんて言うかもしれません。
楽しくなったら、自分からやり始めるし、止めてもやり続けます。
4、チェックリストの作成、実施、ご褒美
やるべきことを書き出し、できたらチェックをしましょう。
ゲームをクリアしていくように最初はクリアしやすいものを設定しましょう。そして全部できたらご褒美をあげてはいかがでしょうか。
「普段買わないちょっと高いアイスを買ってあげる」とか「夕飯のメニューを決めることができ、嫌いな物は食べなくても良い」とかパパやママにあまり負担にならないもので子供が喜びそうなご褒美を設定しましょう。
ご褒美があると子供はやる気が出ます。
5、誰かと一緒に勉強する
一人だと漫画を読んでしまったり居眠りをしてしまったりなかなかはかどらないものです。
友達や兄弟、あるいはパパが子供と一緒に勉強しましょう。パパには取りたい資格はありませんか?パパも一人では勉強がはかどらないのではありませんか?
この機会に是非子供と一緒に勉強しましょう。相手と一緒に勉強をすることで緊張感が生まれます。
相手より早く今日の課題を達成したいという思いも生まれるため集中して勉強するでしょう。
しかし、友達や兄弟がすぐに遊びに誘ってくるようでは逆効果なので人選は大切です。
6、具体的に褒める
子供ができたことに対し褒めることの大切さはもうお分かりですよね。
しかし、ただ漠然と「頑張ったね」「すごいね」だけで終わらせてはいけません。具体的に「この字はパパが書くより上手く書けているぞ!すごいな!」「昨日より計算が早くなったんじゃないか?しかも全部正解だ!」と子供の変化をよく見て具体的に褒めましょう。
まとめ
子供に文字を書く練習をさせるには興味を持たせる、読む力をつける、楽しみながら練習する必要があります。
漢字が苦手な子供には漢字の読み、形、意味教えてあげる、グループ分けして覚えさせてみてはいかがでしょうか。
パパは子供に勉強は苦痛でない、できることから始めさせる、短時間から始めさせる、チェックリストの作成、誰かと一緒に勉強する、具体的に褒めることで子供の勉強嫌いを克服するサポートをしましょう。
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