shorter-working 育児時短勤務申請書の手続きをスムーズにミス無く行うためのポイントとは?

夫婦だけの家庭、もしくは子供が手のかからない年齢の場合には、働くうえで勤務時間制限の必要はありませんよね。

しかし、小さな子供がいる家庭では、そうはいきません。

たとええ育休期間を最大限利用したとしてもまだまだ手のかかる子供です。

仕事と育児の両立ができる人はそう多くはありませんし、出産前と同じ勤務時間での労働はとても難しいものです。

そんな時に利用できる制度が“育児時短勤務”という制度です。

今回は、育児時短勤務を利用するための手続きの方法や申請書などについて詳しくご紹介していきますね。

 

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1.フルタイムでの勤務時間とは

フルタイムの勤務時間は、1日に8時間まで、1週間で40時間までという決まりがあります。

ただし、商業・映画、演劇業、保健衛生業、接客娯楽業で、従業員が10名以下の場合には週44時間勤務が許されています。

これに残業の必要がある場合もありますし、拘束時間が長くなってしまいますね。

 

2.時短勤務とは

時短勤務とは、働きながら子育てをするパパやママのための制度です。

時短勤務制度は、子供が3歳になるまでは1日6時間までの時短勤務をすることができます。

実際には、6時間の勤務に1時間の休憩時間がありますので、拘束時間は7時間になります。

時短勤務ができるのとできないのでは、単純に計算しても1日2時間の差が出てきますね。

 

3.時短勤務は、会社独自の規定を設けていることも

国が定めている時短勤務は、“3歳まで”と決められています。

しかし、育児に対する理解が高い会社の場合には、時短勤務を小学生にあがるまでなどと独自の時短勤務制度を設けていることもあります。

小学生でも子供だけで自宅に留守番させることは心配がつきませんし、時短勤務ができるのは本当に助かりますね。

 

4.時短勤務を希望する際の手続きとは

子育てと仕事の両立を目的とした時短勤務を希望する場合、1カ月前までに育児時短勤務申請書の提出が必要です。

育児時短勤務申請書は、会社の指定用紙がある場合と、自分で書式を用意する場合があります。

今回は、自分で書式を用意する場合に必要な項目をご紹介していきますね。

~必要な記載事項~

 

①“育児時短勤務申請書”の名称

申請書のタイトルになります。

名称の下には、何に対する申請書なのかを明確にしていきます。

“下記の通り育児時短勤務申請書の承認を申請します。”こう記載しておきましょう。

 

②提出先

誰宛への申請書なのかを記載していきます。

提出先の担当者名が分かれば担当者名、分からなければ会社名でもよいでしょう。

 

③申請年月日

申請年月日の記載をします。

 

④自分の所属部署

自分の所属部署や役職を記載します。

 

⑤氏名

氏名を記載し、押印をします。

 

⑥子供の状況

氏名・生年月日・本人との続柄・養子縁組の場合には、養子縁組の成立日を記載します。

 

⑦子供が産まれていない場合の出産予定者の状況

子供が産まれる前に申請書を提出しなくてはいけない場合もあります。

その際には、氏名・出産予定日・本人との続柄を記載します。

 

⑧時短勤務の期間

〇年〇月〇日~〇年〇月〇日まで、〇時〇分~〇時〇分までと具体的な日にちと時間を記載します。

そして、この時短勤務が毎日なのか、特定の日だけなのかも忘れずに記載しましょう。

 

5.時短勤務でのメリットやデメリットは?

実際に時短勤務がスタートすることで、こんなメリットやデメリットがあります。

×デメリット×

①肩身が狭い

時短勤務をすることで、これまでと同じ質や量の業務をこなす事が難しくなります。

すると、周囲に仕事を手伝ってもらったり、逆に自分が頼まれた仕事を断らなくてはならない場合もあるでしょう。

すると、肩身が狭い立場になってしまったり、自分を追い込むような気持を感じる瞬間もあるかもしれません。

 

②給料が下がる

時短勤務をするということは、稼働時間が減っているということなので、当然お給料も下がることになります。

お給料面で不安を感じる場合には、時短勤務が始まる前にしっかりと確認をしておくと安心です。

 

〇メリット〇

①家事との両立がしやすい

仕事と家事の両立は本当に大変です。

しかし、時短勤務をすることで家事や育児へのモチベーションも上がることでしょう。

毎日時間に追われる状況よりも少しでも余裕がある生活の方がいいですよね!

子供の成長はあっという間です。

仕事も子育ても家事も、ストレスなく両立するためには、すべてのことを少しだけセーブしていくことで上手にこなすことができます。

時短勤務は、働くママへの制度です。

当たり前に制度を利用するママが増えていくとよいですよね!

【参考記事】 育児と仕事をどちらも充実させるため知らないと損する制度について

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