子供が泣き止まない原因と対策。病院へ行くべきこんな判断基準

子供が泣き止まない原因と対策。病院へ行くべきこんな判断基準
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泣き止まなくて困り果ててしまう

子供が生まれた時、元気な泣き声に「良かった~!無事生まれた!おお!元気だな~!」って思いましたよね。一生懸命泣いているその姿を見てパパやママや周りの大人は皆微笑んでいたものですが・・・。

あの感動も、月日が経ちパパ・ママも毎日の育児で余裕がなくなると「いつまで泣いてるんだ?」とついイライラ。そんなことってありますよね?

ただ泣いているだけならいいですが、病気が潜んでいることも。泣いている原因と対策、そしてそれが病気が原因でのものでないかの判断基準をまとめて見ました。

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子供が泣くのは当たり前!分かっちゃいるけど…

毎日子供の泣き声を聞いていると気が滅入ってしまいませんか?さっきまでニコニコしていたのに、何か気に食わないことがあるとすぐ泣く子供。しかも、なかなか泣き止まない。もう勘弁してくれ!と心で叫びながら対応に追われているパパは多いことでしょう。私も日々奮闘していますよ。あの手この手でどうにかこの大泣きを止めようと必死です。あまりに泣きすぎていると、周りの人から「虐待されているんじゃ…」と勘違いされていないか不安になったことはありませんか?私はありますよ、通報されたらどうしようってね(笑)

 

そうなんです。子供は泣くのが当たり前なんですよ。そんなことこれまで何人もの人から聞いてきたし、自分にも言い聞かせてきましたよね。でも、泣き始めて10分経ち、30分経ち、1時間…となってくると、こちらもいい加減にしてくれよと言いたくなるものです。分かっちゃいるけど、ここで一度再認識しておきましょう。子供(特に乳幼児)が泣くのは自然なことです。「泣く」ことで自分の気持ちや状態を表しているのです。子供が泣いている時はまず状況をよく観察することが大切です。子供が泣いていたら「この子は何かを伝えたい、表現したいんだ」と認識しましょう。

 

子供(1~3歳頃)の泣き止まない原因

1、イヤイヤ期の自我の芽生え

何でも自分でやってみたいという気持ちからパパやママのいうことを「イヤ!」と抵抗するこの時期。うちの次男は1歳半くらいでイヤイヤ期が来て、最初に話した意味のある言葉が「イヤ」でした(笑)。この時期本当に大変です。何を言っても反抗してきます。逆にこっちが「イヤ!」って言いたいよ。

 

2、気持ちが伝わらない苛立ち

「自分でやりたい」という気持ちがあっても、まだ上手く言葉で伝えることができないこの時期。思い通りに行かない苛立ちから大泣きしてしまう子が多くいます。パパやママに分かって欲しくて泣いたのに「何がしたいの!?」「ちゃんと話なさい!」などと怒られてしまうと余計に激しく泣くことがあります。

 

3、赤ちゃん返り

この頃、弟や妹が生まれるケースが多く、パパやママは赤ちゃんのお世話に忙しくなります。そうなると、子供からしたら「大好きなパパやママが赤ちゃんに取られた!」と感じてしまい、自分の方に振り向いてほしくて大泣きしてしまうこともあります。

 

泣いたら対処法を試すチャンス!子供の泣き止ませは俺に任せろ!

子供が泣いても、泣き止ませ法を知っていたら普段より心に余裕を持って対応できるのではありませんか?その子供によって効果的な対処法は違いますし、日々変化するのが子供ですので対処法も複数用意しておいたほうが良いでしょう。

体内環境に似せてみる

特に月例の小さい子供に有効で、「ビニール袋の音を聞かせる」「まあるい形のスリング抱っこをする」「抱っこをし、ゆっくりスクワットしながら左右に揺れ動く」ことで泣き止む場合があります。抱きしめて心音を聞かせることも効果的だそうです。テレビの砂嵐の「ザー」という音やドライヤーの音も体内で聞いていた音に近いと言われています。ドライヤーを使う場合は、赤ちゃんに風をあてずに耳から30センチ以上離しましょう。

 

子供を「ダメ」と否定しない

大人が咄嗟に「ダメ!」と言ってしまうことはよくあります。しかし、「ダメ」だけでは子供に伝わりません。具体的に何がダメなのか、なぜ良くないのか冷静に話してあげましょう。

 

落ち着くまでそっとしておく

自宅であれば泣き止むまで放っておくのも一つです。危ないことをしていたら、その行動をやめさせてから、そっとしておきましょう。大人が関心を示さなければ、いつのまにか泣き止んでいることもあります。ただし、泣き止んだら優しく声をかけてあげることを忘れずに。

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子供の気持ちを代弁する

「○○したかったのに、できなくて悔しかったんだね」と、子供が泣いている理由や気持ちを汲み取ってあげることが子ども自身の納得感や安心感につながります。

 

場所を変える

外に出るなど場所を変えて子供の興味が他に移ることで泣き止む場合もあります。そのままお散歩に出ても良いですね。電車や車、花や鳥など子供が興味を持つものはたくさんあるでしょう。外に出られない場合は、隣の部屋や廊下に出てみても良いでしょう。

 

他のことに興味をそらす

音楽、絵本、窓からの景色など他のことに興味をそらすと泣き止む場合もあります。膝に座らせ絵本を読んであげると子供も喜ぶのではないでしょうか。

 

スキンシップ

抱っこ、おんぶ、くすぐる、ふれあい遊びをするなどスキンシップをとることで泣き止む子供もいます。触られたことやくすぐったさから条件反射で泣き止むケースが多いです。

 

それでも泣き止まない…こんなケースは迷わず病院へ!

何をしても泣き止まない、いつもなら絶対コレで泣き止むのに今日はどうしたんだ…。子供がいつもと違う泣き方なのであれば病気の可能性があります。まず、泣いている以外に何か様子がおかしい所がないか以下の点をチェックしましょう。

  • 発熱はないか
  • 耳が痛くないか
  • 腹痛はないか
  • 手足は痛くないか
  • 顔色は悪くないか

発熱があり、「耳が痛い」と言う場合「中耳炎」の疑いがあります。頭を振ったり、耳をかきむしったりしてサインを出す場合もあります。発熱がない場合もあります。子供が小さいと上手く表現できないため気づきにくいこともあります。

 

10分~30分間隔で泣く、顔色が悪くぐったりしている、便に血液が混じっているという場合「腸重積」の疑いがあります。この病気は発症から24時間以内に病院で処置しないと手術が必要になる場合があるため、早期発見が重要です。お臍のやや右上に起こしやすいので、ここを抑えると痛がって泣くケースが多いようです。もし腸重積の疑いがある場合は、夜間でも急いで診てもらう必要があります。

 

まとめ

子供の泣き声にはさまざまな意味が含まれています。早く泣き止んでくれと思うのではなく、どうして泣いているのか状況を汲み取ってあげましょう。乳児であれば泣くことでしか表現できないため、ことさら泣いている理由を考えてあげる必要があります。自我の芽生え、気持ちが伝わらないイライラ、赤ちゃん返りなどその状況に応じた対応をしてあげれば子供も納得してくれるかもしれません。他のことに興味をそらす、スキンシップをする、子供の気持ちを代弁して寄り添ってあげると子供は安心感から泣き止むこともあります。時にはそっとしておくことで子供自身が落ち着くまで待ってあげることも大切です。何をしても泣き止まない、いつもと様子が違うと感じたら、それは病気のサインかもしれません。病気によっては夜間でも医療機関を受診する必要があるものもあります。普段と違う泣き方か、他に様子がおかしい所はないかチェックしましょう。なかなか泣き止まないと大人もイライラしてしまいがちですが、広い心で子供の成長に寄り添ってあげたいですね。と言いつつ、きっと私は明日もイライラしちゃうんだろうな~(笑)子供が生まれた頃のあの喜びを思い出しながら共に頑張りましょう!

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