子供が仲間はずれ?知らないとまずいその背景と父親がするべきこんなフォロー

子供が仲間はずれ?知らないとまずいその背景と父親がするべきこんなフォロー
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子供が仲間はずれ?心配なのは・・・

子供が仲間はずれになっていたら・・・。考えただけで親としては切ないですね。

ツラい思いはせずに育ってもらいたいと願っていますから。

自己主張が出てきた時、成長過程でまだまだ思いやりをもてない、何らかの障害がある。そんな場合、周りのことのコミュニケーション不足で仲間はずれになったり友達が増えないなんてこともあります。そんな時、親からしてみればこうすればいいのにという意見もあるでしょうが、必要以上に手を貸してしまうことは子供が自分で解決するチャンスを奪うことにもなりかねません。適度なスタンスを保つために必要な情報をまとめています。この記事を参考に子供さんをフォローしてあげてください。

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パパが考える子供のイメージとは?

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パパは子供に理想のイメージを持っていませんか?

  • 元気で明るくて
  • 友達がたくさんいて
  • 好奇心旺盛
  • ハキハキした誰からも愛される子供

自分の子供はイメージ通りの子供ですか?ハッキリ言うとなかなかそんな子供はいません。

しかし、親は少なからず子供に自分の理想を描いています。上記のようにたくさん項目にはなくても理想的な子供のイメージを持っているパパやママは多いです。それが第一子の場合、特に顕著にあらわれます。まだママのお腹の中にいた時は「元気に生まれてきてくれたらそれでいい」と願っていたにもかかわらず、生まれたら「こうなってほしい」という理想に子供を近づけたいと思ってしまうものです。躾や習い事はそのために行うものだともいえるのではないでしょうか。

もちろん、それは子供が将来困らないように子供のためを思ってさせていることでしょうが、過度に理想を描くことは子供にとってストレスになるかもしれませんので注意が必要です。

 

子供が内気

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心を閉ざした子供にならないように配慮が必要

いつも友達と遊ばず一人でポツンといる、言いたいことが言えない子供の様子をみると子供の将来が不安になったり、じれったくイライラしてしまいませんか。

我が子も「どうしたいの?」と聞いても黙り込んでしまうことが多々あります。忙しい時間帯だとゆっくり話を聞く余裕もなく「言いたいことがあるならハッキリ言いなさい!」なんて言ってしまうこともあります。反省ですね。内気な子供には2タイプあります。

1、内気が先天性のもの

子供だって十人十色、大勢でワイワイ遊ぶことが好きな子供もいれば一人でいることが好きな子供もいます。ハッキリ自分の意見を言える子供もいれば、内気でなかなか自分の意見を言えない子供もいます。子供には子供のペースがあります。他の人に話しかけることが苦手な子供に「一緒に遊ぼうって言いなさい!」と促してもそれは子供にとってストレスでしかありません。苦手なことを無理にやらせてもいい結果にはなりません。子供も成長するので、小さい頃は話しかけることが苦手だったけれど、少しずつ話しかけることができるようになったというケースもたくさんあります。まずは焦らず長い目で見守っていきましょう。

 

2、内気が後天性のもの

これは注意が必要です。後天性の内気は不安感からくる気の弱さだと考えられます。幼少期の愛情不足、否定されて育つ、不安を植え付けられて育つと、言いたいことが言えなくて自分で決められないような子供になってしまいます。そのような子供はストレスを溜め込みいつか爆発してしまう恐れがあります。

子供としっかり向き合い、子供の話に耳を傾けましょう。大切なのは安心感です。パパやママに愛されていると感じることが大きな安心感を与えます。

 

じっとしていられない子供

2~3歳くらいまでの子供はなかなかじっとしていられません。好奇心旺盛で常に楽しそうなことにアンテナを張り巡らしている状態です。じっとしていられないからと言ってすぐに病気を疑ってはいけません。このような子供には以下の対処法が有効です。

 

1、いつまでじっとしているべきか終わりを示す

「この絵本が終わるまではここに座っていようね。」「時計の長い方の針が6になったら動いていいよ~。」と分かりやすく声掛けしましょう。また子供はゲーム感覚で遊ぶことが好きですから「誰が一番最初に動いちゃうかな~。動いたら負けだよ~。」と付け加えると一生懸命になることが多いです。

 

2、大人が見本を示す

年齢が幼いとハッキリと言葉の意味を理解できていないかもしれません。「動かない!」と大人が動きながら言ってもピンとこないかもしれません。「気をつけ!ピッ!」と言って大人が気をつけの姿勢をすれば子供も真似をするかもしれません。

 

3、褒める

じっとしていないと目立つので注意したくなります。注意を受け続けていると子供は「自分は何をやっても叱られる。」「自分はダメな子なんだ。」と思ってしまいます。褒める機会をたくさん作り子供に自信を与えましょう。

 

年齢が上がってもじっとしていられない、幼稚園や小学校の先生から注意されることが多い場合はADHD(注意欠陥多動性障害)かもしれません。ADHDには以下のような症状があります。当てはまる項目が複数ないか確認してみましょう。

  • 何でもやりかけのままほったらかしにする
  • 集中しづらいが、自分がやりたいことや興味のあることに対しては集中しすぎる
  • 片付けや整理整頓が苦手
  • 気が散りやすい
  • 落ち着いてじっと座っていられない
  • そわそわして体が動いてしまう
  • 過度なおしゃべり(会話の流れを気にせず勝手に発言してしまう)
  • 静かにすべき場所で静かにできない
  • 順番が待てない
  • 気に障ることがあると乱暴になってしまう

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物を壊す子供

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物を壊す子供もいます。そんな子は・・・

一般的に男の子のほうがエネルギッシュなので物を壊すことが多いそうです。エネルギーの発散場所がないと落ち着かなくなるそうです。物を壊すということは子供の心の中に怒りがあるということです。心の欲求が子供の行動を左右します。言いたいことが上手く言えない、腹が立つことを説明できないため物に八つ当たりをしていると考えられます。親は物を壊したことに対して叱りつけてしまいます。「どうして物を壊したの?」「何か嫌なことがあったの?」と子供に優しく問いかけているパパやママはどれくらいいるでしょうか。

私はどうしても感情的に叱ってしまうことがあるので今後は気をつけなければと反省の日々です。子供の話をよく聞くと「パパやママが弟や妹ばかり可愛がるから、自分にもっと構ってほしかった。」などと親の行動に原因があることも。子供の心の声をしっかり聞いてあげましょう。

また、パパは物を壊した子供に「もっと大切にしなさい。優しく扱いなさい。」と言ってしまうことはありませんか?

ここで質問です。「大切に優しく」とはどういうことか具体的に教えることができますか?「えっと…」と考えてしまいませんか?それでは子供に伝わらないのです。子供は大人の説明を十分に理解していない可能性があります。子供が乱暴にぬいぐるみを叩いていたら「ぬいぐるみが痛いって言ってるよ!ヨシヨシしてほしいって言ってるよ。」と分かりやすく伝えてあげましょう。

しかし子供もたまには乱暴になりたい時もあるでしょう。思いっきりジャンプしたい、パンチしたい、キックしたいという時があるでしょう。公園やアスレチックなど外で思いっきり遊ばせる、家の中なら布団を丸めてサンドバック代わりにする、クッションなど壊れないものを与える、パパとプロレスごっこをするなどいかがでしょうか?子供にストレスの発散場所を提供してあげましょう。

 

友達が少ない子供

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友達が少ないのは切ないもの

パパやママは子供の頃友達が多かったですか?子供の頃友達が多かったパパやママも、友達ができず悩んでいたパパやママも自分の子供に友達が少ないと心配になってしまいがちです。友達が多かったパパやママは友達との楽しい思い出がたくさんあるため友達がいない生活なんて楽しくないにちがいないと思いがちです。友達ができず悩んでいたパパやママは自分の子供も同じ悩みに苦しんでいるのではないかと不安に感じてしまうかもしれません。友達が少ない子供には以下のように接しましょう。

1、口うるさく言わない

不安だからと子供にとやかく口を出してはいけません。友達が少なくても子供が毎日楽しそうに過ごしているのであれば全く問題はないのです。子供から「友達がいなくて辛い。どうしたら良いかわからない。」と悩みを打ち明けられたら力になってあげましょう。

 

2、友達はいたらラッキーくらいに考える

友達を絶対に作りなさいと言ってしまうと子供にプレッシャーに感じます。友達がいなくても自分で考えて楽しみを見出せる子の方が将来の強みになると思いませんか。その場限りの友達のような関係では子供は周りの友達の顔色ばかりが気になってしまい自分で考えることができなくなってしまうかもしれません。自分で考え行動できる子供は相手の立場に立って物事を考えることができます。

 

3、子供が悩んでいるようなら一緒に解決策を考える

コミュニケーションが苦手な子供であれば一緒に練習してあげましょう。家族でロールプレイをしてどのような声の掛け方が良いか考える、パパやママの子供がいる友人と家族ぐるみで遊ぶ、公園に頻繁に出かけるなどしてみてはいかがでしょうか。

 

4、学校の先生に子供の様子を聞く

しばらく様子をみていても子供が「友達が少なくて辛い」と言っているようなら学校の先生に相談してみましょう。学校での様子がどのようなものなのか聞いてみましょう。

 

仲間はずれにされる子供

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仲間はずれにされるのには理由がある。それを気付かせてあげることも必要

子供には子供の世界がありますが、子供が仲間はずれにされていると知ると不安ですよね。仲間はずれがエスカレートしていじめになってしまわないかと心配でたまらなくなります。自分のことは自分で解決できるように親は介入すべきでないという考えがありますが、ただ放っておけばいいというわけではありません。パパやママは以下の点に注意して接しましょう。

1、どうしてほしいか子供の意見を優先しましょう

親がすぐに学校や仲間はずれをしている子供の家庭に抗議に行ってはいけません。事を荒立ててしまうと解決しにくくなってしまいます。一番大切なのは子供の心のケアです。まずは子供がどうしてほしいかを聞いてみましょう。

 

2、他の子供に目を向けさせる

子供は今のグループが全てだと思っているかもしれません。そうではないと教えてあげましょう。仲間はずれにするような子との関係を修復しても友達付き合いは続きません。子供の性格に合った子が他にいるはずなので、自分に無理をして今のグループに居続けることはないのです。

 

3、家を居心地の良い場所にする

子供を信じ、味方になりましょう。話をじっくり聞いてあげましょう。話を聞くうえで絶対にしてはいけないことは「ハッキリしゃべらないからいけないんだ。」「モジモジしていないで相手の子になぜ仲間はずれにするのか聞いてみなさい。」など子供を責めたり話をよく聞かずに指摘することです。そう言われると子供は自分の言動を否定されたと感じてしまいます。「もう大人なんかに相談しない」と心を閉ざしてしまうかもしれません。子供が逃げ込める環境を作ってあげましょう。

 

4、子供を仲間はずれにしている子に会っても冷静に

子供に仲間はずれにされていると相談された後そのグループの子と会っても決して「どうしてそんなことをするの?」と問いただしてはいけません。「親にチクったな」と思われ仲間はずれの行動が更にエスカレートしていく可能性があります。「いつも仲良くしてくれてありがとう。」と言ってやり過ごしましょう。

 

パパの5つの対処法

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パパの手助けが必要なときもある。

子供の悩みは人それぞれですが、どの悩みにもパパは以下の5つの点に気をつけるように努めましょう。

1、親の理想を押し付けない

子供にこうなってほしいという理想はほとんどのパパやママは抱いているでしょう。しかし理想を押し付けることは子供にとってはストレスとなります。例えば、内気な子供に「もっと愛想良くしなさい。」と言っても子供はなかなかそうできず、モヤモヤした気持ちだけが残ってしまいます。ただ、子供の中にも理想のカタチというのはまだ出来上がってないでしょうから、親が一つの提案として「いつもにこにこしているのはどうだろう?」とアイディアの一つとして伝えてイメージさせるのは良いでしょう。

 

2、子供を責めない

子供の様子をみていると「どうして他の子みたいにできないんだ!」「そんなことしちゃダメだ!」とイライラして口を挟みたくなるでしょうが、グッと堪えましょう。

 

3、気にしない

「なるほど、うちの子はこういうタイプの子供なのか」「いずれ直るだろう」と大きな心で見守りましょう。子供が一番気にしているでしょうから「パパも昔は内気でなかなか友達ができなかったんだけど、今では沢山いるぞ!だから大丈夫だ!」「パパは窓ガラスを割って壊してしまって、じいちゃんにすっごく叱られたんだぞ!」「パパも昔仲間はずれにされて悔しかったけれど、違う友達を見つけてその子とは親友になれたんだよ。」と共感してあげましょう。笑い飛ばしてあげるくらいのほうが子供は安心するかもしれません。

 

4、必要があればパパがサポートをしてあげましょう

友達に話しかけられても返事ができない、ママに怒られて言いたいことが言えないなど子供が困っていたらサポートしてあげましょう。「お友達がスコップ貸してだって。良いよって言ってみようか。」「ママが妹ばかり抱っこするからイライラして玩具を投げて壊しちゃったのか?」など子供が上手く伝えられるように手助けをしてあげましょう。

 

5、子供がパパになら何でも話すことができるという関係でいましょう

子供が何でも話せるように日頃から子供の話をたっぷり聞いてあげましょう。相槌を打って共感しましょう。しかし決して「そんなことするからダメなんだ。」と否定してはいけません。子供は否定されると「パパに話したってどうせ否定されるだけだ。」と心を閉ざしてしまうかもしれません。アドバイスをするのであればまずは子供の話を最後まで聞き、子供の気持ちに共感してからにしましょう。「パパはいつでもお前の味方だよ。何でも話していいんだよ。」と子供を受け止めてあげましょう。

 

 

まとめ

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子供の言動を承認する。コレで子供は自信を持つ。

とにかく承認です。子供の言動を認めてあげる。

大人でも子供でも人は十人十色です。さまざまな性格の子供がいるのです。いて当たり前なのです。大人が描く子供の理想像を押し付けてしまわないよう気をつけましょう。内気な子供、じっとしていられない子供、物を壊す子供、友達が少ない子供、仲間はずれにされる子供、子供のそのような性格や状態にパパは心配になってしまうでしょう。口を挟みたくなることもあるでしょう。しかし、子供には子供の世界があります。親の理想を押し付けない、子供を責めない、気にしない、必要があればパパがサポートする、子供がパパになら何でも話すことができるという関係でいることに重きを置いて接しましょう。子供の世界は日に日に変化していきます。今悩んでいることも数日経つと解決していることも少なくありません。子供の可能性を信じ、まずは見守ってみてはいかがでしょうか。

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