インフルエンザの予防接種の予約は、毎年１０月頃から全国の病院で開始されます。
子供がいると受けたほうが良いのかと思い、よく理解しないまま予防接種の予約をしてしまいます。しかし、本当に必要なのでしょうか？
子供が小さいから、小学校など集団生活をしているから、親が倒れたら大変だからという理由から打たせていますが、正直インフルエンザの予防接種についてよく知らないなと反省しています。ちょっと調べてみました。
予防接種を打てば安心？子供への効果は？
予防接種は０歳～１３歳未満の子供は２回接種する必要があります。
1回目の接種から４週間開けて２回目を接種することになります。予防接種を受けた３歳未満子供への効果は厚生労働省の調査によると約２０～３０％だと言われています。
この数字をみて予防接種を受けさせるべきか否か悩んでいるパパやママは多いのではないでしょうか。私もその一人です。予防接種を受けたのに発症したという人もいます。しかし、高熱が１日で落ち着いたなど予防接種を受けることで重症化しにくくなるとも言われています。
インフルエンザが重症化すると気管支炎、肺炎、インフルエンザ脳症を併発して入院することも、最悪の場合死に至ることもあるようです。予防接種はインフルエンザにかかりにくくするだけでなく重症化することを防ぐ効果があります。
ただし、予防接種をした人が１００％感染しない＆重症化しないわけではありません。 ここですよね。気になるところは。
インフルエンザウイルスは毎年型を変え猛威をふるいます。そのためインフルエンザワクチンは毎年つくり変えられています。今年の流行型のワクチンを打ったとしても違う型にかかってしまうということも考えられます。打ったから安心とは限らないということです。
また、インフルエンザ予防接種をすると副作用があらわれる場合があります。接種箇所の赤み、腫れ、痛みが約１０％～２０％、発熱、寒気、だるさを感じる人が約５～１０％いるそうです。
気になる価格
インフルエンザの予防接種は保険適用外なので基本的に１００％自己負担です。
13歳以上であれば1回の接種で良いので3000円～5000円、子供であれば２回分の接種料金が6000円～8000円程かかるところが多いようです。
1回目と2回目で接種料金が異なる場合もありますから、事前に予防接種を受ける病院に確認しておきましょう。また、保健適用外なので財布以外何も必要ないと思ってしまいがちですが、健康保険証の提示をお願いされる場合もありますので、診察券、母子手帳、健康保険証、乳幼児等医療費受給者証を必ず持っていきましょう。
打つならいつ？
例年１２月～２月がインフルエンザのピークだと言われています。
「あ、じゃあ１２月に予防接種しよう」と考えていてはいけません。インフルエンザの予防接種を受けてもすぐに効果が期待できるわけではないので注意が必要です。インフルエンザの予防接種は流行時期の１～２か月前に打つことが望ましいです。
生後６か月～１３歳未満の子供は２回接種する必要があるので１回目の接種を１０月下旬～１１月上旬までに終えておきたいですね。
その後４週間後に２回目の接種をしましょう。病院によっては予約が必要な場合がありますので、予防接種を受けるのであれば早めに予約をしておきましょう。
また、子供が発熱していると予防接種を受けられないため体調管理には気を付けましょう。卵アレルギーの人はその症状の度合いによってはインフルエンザの予防接種を受けられないこともあるため病院に確認してください。
まとめ
私は今までは子供が集団生活をしていないのであればインフルエンザの予防接種はしなくても良いのかなと思っていました。
インフルエンザにかかることで体が抗体を作っていき今後かかりにくくなるだろうと思っていました。
しかし、重症化したらと思うとちょっと怖くなりますね。まだ幼い子供がいると重症化して入院となったら一体どうすればいいんだとパニックになってしまうかもしれません。
そうならないためにも予防接種は有効なのかもしれません。子供が保育園や幼稚園に通っている、受験や発表会など外せない予定があるという場合はなおさら打っておいた方が安心でしょう。
しかし、予防効果は１００％ではないですから、”念のための安心料”と捕らえています。そして、予防接種を打ったから大丈夫と思わず、インフルエンザのみならず病気にかからないために、手洗いうがいと規則正しい生活を徹底させようと今更ながら心に誓いました（遅）
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