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「ママのときはすんなり寝るのに、パパが寝かしつけると大泣きする」「抱っこした瞬間にのけぞって『ママがいい!』と泣かれる」。せっかく寝かしつけを引き受けたのに泣かれ続けると、パパのほうが心が折れてしまいますよね。
結局ママに交代して、ママは休めず、パパは申し訳なさと少しの寂しさを抱える。そんな毎晩のくり返しに悩んでいる家庭は少なくありません。
この記事では、パパの寝かしつけで子どもが泣いてしまう理由と、ママじゃなくても眠れるようになるための具体的なコツを紹介します。今夜から試せる小さな工夫を中心にまとめたので、できそうなものから取り入れてみてください。
結論:「パパが下手」なのではなく「いつもと違う」から泣いている
先に結論をお伝えします。パパの寝かしつけで泣くのは、パパのやり方が下手だからでも、パパが嫌われているからでもありません。多くの場合、子どもにとって「いつもの寝る流れ」と違うことへの戸惑いが泣く理由になっています。
子どもは「この順番でこうなったら眠る」という流れに安心して眠りに入ります。毎晩ママが寝かしつけていれば、ママの声・におい・抱っこの仕方・部屋の暗さまで、すべてが「眠る合図」になっています。パパに替わると、その合図がいくつも変わるので、子どもは不安になって泣くのです。
つまり、解決のカギは次の3つです。
- 寝る前の流れを、パパでも同じように再現する
- パパが寝かしつける日を、特別な日ではなく「いつものこと」にする
- 泣いてもすぐにママに交代しない仕組みを夫婦で作る
以下で、それぞれ具体的に見ていきましょう。
パパの寝かしつけで泣いてしまう主な理由
まずは、泣いてしまう理由を整理しておきます。理由がわかると、「自分のせいだ」と落ち込まずに、打つ手を考えられるようになります。
| 項目 | よくある状況 | 考えられる理由 |
|---|---|---|
| 流れが違う | ママは絵本→電気を消す→トントン、パパは抱っこでいきなり部屋へ | いつもの「眠る合図」がないので戸惑う |
| 慣れていない | パパの寝かしつけは週末だけ | パパと眠ること自体がまだ特別なこと |
| ママの気配がある | 隣の部屋からママの声やテレビの音がする | 「ママのところに行けるかも」と期待してしまう |
| 体の感触が違う | 抱っこの高さや揺れ方、手の大きさが違う | 慣れた感触ではないので落ち着きにくい |
| パパが緊張している | 「今日こそ寝かせなきゃ」と焦っている | 大人の緊張やイライラは子どもに伝わりやすい |
特に見落としやすいのが、最後の「パパの緊張」です。泣かれた経験が重なるほど、パパは寝かしつけに身構えてしまいます。その硬さが子どもに伝わり、さらに泣く……という悪循環になっている家庭も多いです。
コツ1:寝る前の流れを「夫婦で共通」にする
いちばん効果が出やすいのは、寝る前の流れ(入眠の儀式)を夫婦でそろえることです。
まずは、今ママがしている寝かしつけの流れを書き出してみましょう。
- お風呂のあと、何をしてから寝室に行くか
- 寝室の明るさ、音(静か/音楽をかける)
- 絵本は何冊読むか、どんな声のトーンか
- 抱っこかトントンか、どこをトントンするか
- 最後にかける言葉(「おやすみ、また明日ね」など)
これをパパもそのままなぞるのがポイントです。パパ流にアレンジしたくなる気持ちはわかりますが、慣れるまではママのやり方をコピーしたほうが、子どもは安心して眠りに入りやすくなります。
ママと同じ絵本、同じ歌、同じ言葉。いつもの合図がそろっていれば、「寝かしつける人が替わっただけ」と受け止めやすくなります。
コツ2:いきなり交代せず、段階的にバトンタッチする
ずっとママが寝かしつけてきた子に、ある日突然「今日からパパね」と替わると、泣くのは自然なことです。少しずつ慣らしていく方法がおすすめです。
- ママの寝かしつけにパパも参加する:3人で寝室に入り、パパは横にいるだけ。子どもに「パパがいても眠れる」経験をさせます。
- 途中から役割を交代する:絵本はパパ、最後のトントンはママ、など一部をパパが担当します。
- ママが先に部屋を出る:絵本まで一緒に読んで、ママは「ちょっと片付けしてくるね」と部屋を出て、あとはパパが続けます。
- 最初からパパだけで寝かしつける:ここまで来たら、パパひとりの日を作ります。
どのくらいの期間で進めるかは子どもによって違います。焦らず、泣く時間が短くなってきたら次の段階に進む、くらいの気持ちで取り組みましょう。
コツ3:「パパの日」を決めて、回数を増やす
パパの寝かしつけが週末だけ、という家庭では、子どもにとってパパとの就寝はいつまでも「特別なこと」のままです。慣れてもらうには、ある程度の回数が必要です。
平日の帰宅時間が遅い場合は、すべての日を担当するのは難しいでしょう。そんなときは、
- 「火曜と金曜はパパの日」のように曜日を決める
- カレンダーにシールを貼って、子どもにも見える形にする
- 寝かしつけが難しい日は、お風呂や絵本だけ担当する
といった形で、パパが寝る前の時間に関わる日を増やすだけでも違います。「今日はパパの日だね」と朝のうちから伝えておくと、子どもも心の準備ができます。
コツ4:泣いても慌てない環境をつくる
泣き出したとき、どう対応するかも大切です。
ママの気配を消す
隣の部屋からママの声やテレビの音が聞こえると、子どもは「ママのところに行きたい」という気持ちが強くなります。パパの寝かしつけの日は、ママは寝室から離れた場所で過ごす、少しのあいだ音を控えるなど、夫婦で協力しましょう。
すぐにママに交代しない
泣くたびにママが来ると、子どもは「泣けばママが来る」と覚えてしまいます。夫婦で「15分はパパが対応する」のように、交代するまでの目安を決めておくと、パパもママも迷わずにすみます。もちろん、子どもの様子がいつもと明らかに違うときは、無理をせず交代してかまいません。
パパは「寝かせよう」としすぎない
「寝かせなきゃ」と思うほど、力が入ってしまいます。「一緒に横になってゴロゴロする時間」くらいに考えて、パパ自身も目を閉じて深呼吸してみましょう。パパがリラックスしていると、その落ち着いた雰囲気が子どもにも伝わります。
コツ5:昼間のパパとの時間を増やす
寝かしつけは夜だけの問題に見えますが、実は日中の関わりも影響します。普段からパパと遊ぶ時間が多い子ほど、パパと一緒に眠ることにも抵抗が少なくなりやすいです。
- 休日に、パパと子どもだけで公園に行く
- お風呂はパパの担当にする
- 寝る前に、パパと5分だけ体を使って遊ぶ(激しすぎない遊びにするのがポイント)
「パパといると楽しい、安心する」という気持ちが積み重なると、夜の寝かしつけでも泣く時間が少しずつ減っていきます。
ママにお願いしたいこと
パパの寝かしつけが定着するかどうかは、ママの協力にも左右されます。もしこの記事をママが読んでいたら、次のことを意識してみてください。
- 泣き声が聞こえても、決めた時間までは見守る
- パパのやり方が自分と違っても、細かく口を出しすぎない
- うまくいかなかった日も「やってくれてありがとう」と伝える
パパにとって、寝かしつけで泣かれ続けるのはつらいものです。ママからのひと言が、次の日も挑戦する気持ちにつながります。
まとめ
パパの寝かしつけで子どもが泣くのは、パパが嫌われているからではなく、「いつもと違う」ことに戸惑っているからです。解決のポイントをもう一度整理します。
- 寝る前の流れを夫婦でそろえ、パパもママと同じ合図で寝かしつける
- いきなり交代せず、3人での寝かしつけから段階的にバトンタッチする
- 「パパの日」を決めて、パパと眠る回数を増やす
- 泣いてもすぐに交代しないルールを決め、パパは力を抜いて付き添う
- 日中のパパとの時間を増やし、「パパといると安心」を積み重ねる
最初の数日は泣かれることもありますが、それはパパが寝かしつけに慣れていく途中のステップです。夫婦で役割を決めて、パパの寝かしつけを「いつものこと」にしていきましょう。ママが休める夜が増えれば、家族全体にも少しゆとりが生まれるはずです。







