photo-1605433247501-698725862cea?crop=entropy&cs=tinysrgb&fit=max&fm=jpg&ixid=M3wxMDAyMTU4fDB8MXxzZWFyY2h8MXx8ZmF0aGVyJTIwY2hpbGRyZW4lMjBob21lJTIwY29va2luZ3xlbnwwfDB8fHwxNzg3NzEwMTkxfDA&ixlib=rb-4.1 パパが育児に参加して初めて気づいたこと。「知ってる」と「やってみる」は全然違った

「育児、手伝ってるよ」と思っていたあのころの自分へ

育児に「参加している」つもりのパパは、意外と多いんじゃないかと思う。お風呂に入れたり、休日に公園に連れていったり、夜泣きのときに起きたり。それだけでも「ちゃんとやってる」という感覚があった。少なくとも、以前の自分はそうだった。

でも実際に、妻が出張で家を空けてワンオペになった瞬間、その自信は見事に崩れ去った。「知っている」ことと「一人でぜんぶ回す」ことの間には、想像をはるかに超えた距離があったのだ。

ワンオペで気づいた「育児の解像度」の低さ

妻が仕事の都合で出張がちだった時期、3人の子どもの世話を一人でこなす日が続いた。掃除、洗濯、食事の準備、学校の送り出し、宿題のチェック……。頭では「やること」を分かっているつもりだった。

でも実際にやってみると、気づくことばかりだった。たとえば「ごはんを作る」ひとつとっても、単に料理するだけじゃない。

  • 子どもの好き嫌いや体調に合わせた献立を考える
  • 食材の在庫を把握して買い物のタイミングを判断する
  • 食べさせながら翌日の準備や片付けを同時進行で進める
  • 「おなかすいた」「これきらい」という声に応じながら場をつなぐ

これが毎日、しかも三食分。「ごはん作った」の一言の裏に、これだけの判断と動きが詰まっているとは、やってみるまで本当に分かっていなかった。

子どもが教えてくれた「ちゃんと見てほしい」というサイン

ワンオペの日々で気づいたのは、家事だけじゃなかった。子どもたちの「小さなサイン」に気づく余裕が、普段の自分にはいかに少なかったか、ということも痛感した。

末っ子がある夜、「パパ、今日学校でね」と話しかけてきた。洗い物をしながら「うん、うん」と聞いていたら、途中でぱったり話すのをやめた。振り返ると、少しさびしそうな顔をしていた。ちゃんと目を見て聞いていなかったのが、子どもにはすぐわかったのだろう。

子どもって、意外と敏感だ。「聞いてもらえている」かどうかを、ちゃんと感じ取っている。あの顔は今でも忘れられないし、あのとき手を止めて向き合えばよかったと、今でも思う。

「大変さ」は経験しないと本当には分からない

育児の大変さについて、頭では理解しているつもりのパパは多いと思う。でも「理解している」と「体で知っている」はまったく別物だ、と私は実感している。

たとえば、こんなことは「やってみて初めて分かった」代表例だと思う。

  • 子どもが熱を出したとき、看病しながら仕事や家事をどう回すかの判断の連続
  • 「早くして」と言いたくなるのをこらえながら子どものペースに合わせる忍耐
  • 夜中に何度も起こされても、翌朝笑顔で送り出せるかどうかの体力と精神力
  • 子どもが何人かいると、それぞれの「今日の状態」を同時に把握する必要があること

こうした経験を積み重ねるうちに、「ずっとこれをやってきた妻は、すごい人だったんだ」という気持ちが、じわじわと湧いてきた。そして同時に、自分を育ててくれた母親への見方も、少し変わった。

子どもが成長して気づく「あの時間」の尊さ

今では子どもたちも大きくなり、小学6年生と中学生の兄弟たちは自分でできることがずいぶん増えた。あのバタバタだったワンオペの日々が、少し遠い記憶になりつつある。

でも不思議なことに、大変だったはずのあの時間が、今では「かけがえのないもの」に感じる。子どもたちが小さかったころの顔、笑い声、「パパ」と呼んでくれた声。あの毎日があったから、今の関係があると思っている。

育児への参加は、「手伝い」じゃなくて「経験」だ。その経験の中にこそ、子どもの成長を感じる瞬間も、パートナーへの感謝も、自分自身の変化も、全部詰まっていた。

まとめ:気づきは「やってみること」からしか生まれない

パパが育児に参加することで得られる「気づき」は、本やネットで読んで得られるものとは質が違う。体を動かして、子どもと向き合って、失敗して、疲れて、それでも笑って——そのループの中にしかない気づきがある。

もし今、「自分はちゃんと育児に参加できているのかな」と思っているパパがいたら、まずは一日、何でもいいので「全部やってみる日」を作ってみてほしい。きっと、新しい景色が見えると思う。そしてその景色は、きっとパートナーへの感謝と、子どもへの愛情を、もう一段深めてくれるはずだ。

子育てパパ.com編集部

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