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「育休を取ろうか迷っている」パパへ

男性育休という言葉が広く聞かれるようになりました。制度の整備も進み、「うちの会社でも取得できるらしい」と知っているパパも増えてきたと思います。

でも、いざ取得するとなると「職場に迷惑をかけないか」「何をすればいいか分からない」「本当に役に立てるのか」という不安が先に立って、なかなか一歩が踏み出せない……そんな声をよく聞きます。かつての自分も、そのうちの一人でした。

「知っている」と「やってみる」は全然違う

育児が大変だということは、頭では分かっていました。でも正直なところ、「自分が少し手伝えばなんとかなるだろう」くらいに思っていたのも事実です。

妻が仕事の出張で家を空けることが増えた時期、3人の子供のワンオペを初めて経験しました。食事の準備、洗濯、掃除、子供たちの送り迎え——それを毎日、休みなく続けることの消耗感は、想像をはるかに超えていました。

「育児をやっている」と思っていた自分が、いかに「手伝っていただけ」だったか。身をもって思い知らされた瞬間でした。男性育休は、まさにその「体感する」機会だと今は思っています。

男性育休とは?制度の基本をおさらい

男性育休とは、育児・介護休業法に基づき、子どもが生まれた際に父親が取得できる育児休業のことです。2022年の法改正により「産後パパ育休(出生時育児休業)」が新設され、より取得しやすくなりました。

主なポイントをまとめると、以下のとおりです。

  • 子どもが1歳になるまで育児休業を取得できる(延長制度あり)
  • 産後パパ育休は子どもの出生後8週間以内に、最大4週間取得可能
  • 育休中は雇用保険から育児休業給付金が支給される(条件あり)
  • 2023年からは従業員1000人超の企業に男性育休取得率の公表が義務化

給付金の受給や手続きの詳細は職場や自治体によって異なるため、早めに確認しておくのがおすすめです。

育休中、パパは実際に何をする?

「育休を取っても、何をすればいいか分からない」という声は多いです。でも実際に育児に入ってみると、やることは山ほどあります。

赤ちゃんのいる家庭であれば、日々の流れはこんな感じです。

  • 授乳・ミルクの準備とげっぷのサポート
  • おむつ替え(1日に何度も)
  • 沐浴・お風呂のサポート
  • 洗濯・哺乳瓶の消毒・掃除など家事全般
  • 夜間の対応(赤ちゃんが泣いたとき)
  • 上の子がいれば、そちらのケアも並行して

一つひとつは「大したことないかも」と思えても、これが休みなく続くのが育児です。パパが育休を取って家にいるだけで、ママの体と心の負担はぐっと減ります。

育休を取って気づいた、妻のすごさ

ワンオペを経験して一番強く感じたのは、妻への尊敬でした。私が四苦八苦していたことを、妻はずっと当たり前のようにこなしてきたわけです。

同時に、自分の母親のことも頭をよぎりました。私たちが子どもの頃、母はどれだけのことを一人で抱えていたんだろう、と。育ててもらったことの重みを、育てる立場になって初めて実感しました。

男性育休は「制度を使う」というより、「家族と向き合う時間を作る」ものだと思っています。この時期に一緒にいた記憶は、子どもにとっても、パパ自身にとっても、きっと特別なものになります。

取得をためらっているパパへ、一つだけ

「職場への影響が心配」という気持ちは分かります。でも、取れるなら取ったほうがいい——今はそう断言できます。

赤ちゃんと過ごせるのは、本当に一瞬です。育休中に感じた「この子の成長を見逃したくない」という気持ちは、何年経っても色褪せません。大変だったからこそ、かけがえのない時間だったとも感じています。

まずは職場の制度を確認して、パートナーと話してみることから始めてみてください。「知っているけど取っていない」から、「取ってよかった」に変わる経験が、きっとあなたを待っています。

子育てパパ.com編集部

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