子供が言葉を話し始めた頃、たどたどしく話す言葉にキュンキュンしました。初めて「パパ」と言ってもらえた時、初めて自分の名前を言えた時、パパとしては嬉しくて何度も言わせたもんでした。これありますよね?
月日が経ち、子供の話せる言葉がどんどん増え、同時に言葉遣いもどんどん荒くなっていっている事の最近驚きます。
「そんな言い方どこで覚えたんだ?」そう驚くパパやママも多いはずです。子供の言葉遣いが悪くなるには原因があり理由があります。「保育園(幼稚園)で覚えてきたな?」と保育園(幼稚園)の周りの子供達や周りの環境のせいにしがちですが、そればかりではないその背景にはこんなことが・・・
その背景をちょっとここで考えみましょう。
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子供はこれに影響された!言葉遣いが変わる3つの原因
子供の好奇心の強さ、吸収力は大人と比べ物にならないくらい強大です。何気ない日常の中で、大人なら気にも留めないことが子供にとっては興味を持つ対象になるのです。子供の言葉遣いが悪くなっている背景には以下の影響を受けていると言えます。
1、テレビ、ゲーム、インターネット動画
テレビの影響は大きいです。戦隊シリーズが好きな子はヒーローになり切ってセリフを真似ている時があるのではないですか?「戦いごっこしよう!」と言われパパが悪役にさせられた経験ありますよね(笑)?また、今や動画サイトの内容が充実していて、子供が楽しめる動画がたくさんあります。気になる言葉や使ってみたい言葉は子供によってさまざまですから、どんな言葉に興味を持つのか親は把握しきれません。
2、パパ、ママ
この原因も大きいです。特に日中ママと一緒にいる時間の多い未就園児はまるでママのミニチュアみたいです(笑)。「だから言ったでしょ~」とかだとまだ可愛いと思えるのですが、子供が怒った時の言葉遣いがママそっくりだと思ったことはありませんか?
逆にママから「今の言い方パパとそっくり!」と言われたこともあるのではないですか?子供にとって一番身近で真似したくなるのかもしれませんね。
3、幼稚園、保育園、小学校の友達
子供だけの生活が始まると、悪い言葉遣いが「大人みたいでカッコイイ」と思い、使ってみたいと感じることもあります。逆に、子供っぽい言葉遣いをしていると弱いと思われるのではないかと考える子もいます。子供のグループ内で流行りの言葉も出てきますし、親が管理しきれないところがあります。
乱暴な言葉遣いをしたからといって一概に叱らないように気をつけなければ行けません。というのは、子供は「知らないだけ」だからです。悪い言葉だということを。
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悪い言葉遣いをする3つの理由
昔はそんなこと言わなかったのになぜ?と思うパパやママは多いことでしょう。考えられる主な理由は3つあります。
1、使ってみたい
先ほども述べましたが子供の好奇心は強く、常に興味のアンテナが張り巡らされています。知らない言葉、新しい言葉を使ってみたいという気持ちが強くあります。
2、悪い言葉だと分からず使っている
先ほどの好奇心にも繋がる部分があるのですが、言葉の意味をよく分からず、使ってみたいから使うという場合があります。どの言葉が良くて、どの言葉が悪いか判断できないのです。悪い言葉も話し言葉として普通に話して良いと思っている子供もいます。
3、どう表現すればよいか分からない
まだ言葉の表現力が乏しく、別の表現方法を知らないこともあります。こういえば良いんだよと別の表現方法を教えてあげましょう。
言葉遣いの悪い子供にどう接すべき?
悪い言葉を遣った子供を頭ごなしに叱るのは避けたいですね。では、親としてどうすべきなのでしょうか。
・なぜその言葉を使ったのか理由を聞く
「使ってみたかったから」「○○君が使っていて、カッコイイと思ったから」などとその子なりの理由があるでしょう。中には「イヤなことがあったから」とストレスを溜め込んでいる子もいます。
・どうしてダメなのか理由を教える
悪い言葉遣いは言う方は楽しいけれど、言われた方はショックを受けることもあります。そのことを気付かせるために「自分がそんなこと言われたらどんな気持ちになる?」と聞いてみましょう。
子供の年齢によってはTPOをわきまえさせることも大事なことです。
誰に、何を、どこで言ってはいけないのかを教えてあげましょう。例えば、先生に「おい!」と言ってしまう子供には「先生は目上の人だからそんな言い方をしてはいけないよ。」と教えてあげましょう。
「ちんちん」「おっぱい」「うんこ」は定番ですが(笑)食事中に「うんこ」と言って笑っている子供には「今は食事中だから汚い言葉を遣ってはいけないよ。どうしても言いたかったら遊ぶ時間まで我慢しようね。」と理由と共にいつなら言っても良いかを伝えてあげると子供も納得してくれるのではないでしょうか。
・絶対に使ってはいけない言葉はその場で厳しく叱る
「殺す」「消えろ」「死ね」など相手の存在を否定する言葉、傷つける言葉は絶対に使わせないようにしましょう。外で叱れないからと帰宅してから叱るのではなく、使ったその場で厳しく叱りましょう。「死ぬということはいなくなるということなんだよ。どんなに会いたいと思っても会えないんだよ。ママにそう言われたらどんな気持ちになる?そんな言葉を人に向かって言っては絶対にいけません!」と子供の目を見て真剣に叱りましょう。
・言い方を教える
言い方が分からないこともあるので、子供が悪い言葉遣いをしていたら別の言い方を教えてあげましょう。例えば、「うっせー。」ではなく「静かにして。」など。
・親自身も話し方に気をつける
子は親の鏡と言います。子供の言葉遣いを正すと同時にパパとママの言葉遣いは正しいかどうか再確認してみてください。若い頃のままの話し言葉になってはいませんか?ママは普段から荒い言葉遣いではないでしょうが、パパは男性なのでどうしても日常的に言葉遣いが荒く感じられてしまう可能性があります。「やめろ。」「○○しろよ。」「おい!」「うるせ~な。」など笑顔で遊びながら話していたとしても、子供は「パパが言うことは正しい」と感じ、自分も言ってみたくなります。子供の悪い見本にならないよう気をつけたいですね。
毎日の親子会話が最大の予防策
子供の言葉遣いを正すには子供が日ごろどのような言葉遣いをしているのか把握する必要があります。そのためには毎日親子で会話をすることが重要です。仕事や学校で時間がないからと、挨拶程度しか会話をしない日はありませんか?
特にパパは仕事で帰宅も遅く、帰宅したらもう子供は夢の中という日もあるかと思います。帰宅が遅いのであれば、毎朝子供と一緒に朝ごはんを食べるなどして親子で会話をする時間を作ってみてはどうでしょうか。
仕事で朝も夜も時間がとれないようなら、そこはママにお任せして、休日に親子で会話をする時間やふれあう時間をたくさん取ってください。その親子時間で子供の言葉遣いや悩みや疑問を見つけ出し、解決することができるかもしれません。
まとめ
子供の言葉遣いが急に悪くなったと感じるパパやママはその言葉遣いを正そうと奮起しますが、それには原因や理由があります。
テレビやゲームのセリフを真似してみたり、パパやママの言葉を遣ってみたり、幼稚園の友達に影響されたりとさまざまです。
頭ごなしに叱るのではなく理由を聞いてみましょう。主な理由に、子供の好奇心から遣ってみたいと思った、悪い言葉だと知らずに遣った、どう表現すればよいか分からないから遣ったというものがあります。パパやママはその理由を聞いた上で、その子に応じた声掛けをしてあげましょう。なぜその言葉を遣ってはいけないのか、そして他の表現方法を教えてあげましょう。相手の存在を否定するような言葉や傷つけるような言葉はその場で厳しく叱りましょう。
また、この機会に、パパやママ自身の言葉遣いが悪くないか見直してみてはどうでしょうか。何気なく使っている言葉が、「あれっ?こんな言葉も子供が言うと・・・」知らず知らずに悪い表現を使っていることも。
パパの口癖が子供にそのままうつってしまっていることって結構あるんですよね。子供の言葉遣いを把握するには毎日親子で会話をすることです。子供の年齢が大きくなればなるほど友達付き合いや部活動でパパと話す時間がとれないこともあります。そのような時は休日にたっぷり話をしましょう。テレビを見ながらゴロゴロする時間を親子時間に当てるのです(笑)親子で会話をして子供の言葉遣いが悪くなる前に指摘して予防をしましょう。
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