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逆上がりは、気合を入れて練習しないと、自然にはできるようにならない技です。練習につきあっても、なかなか足が上がらず、「このまま一生できないんじゃないか」と親のほうがあせってしまうこともあります。

この記事では、逆上がりができない子が、できるようになるまでの練習を3つの段階に分けて紹介します。

  • 逆上がりに必要な3つの力
  • 段階ごとの練習と、パパの手伝い方
  • 高い鉄棒でできるようになるための、タイミングのコツ
  • やる気を落とさない声かけ

パパの体験から
練習を始めて半年。「一生出来ないんじゃないか?」と思いながらも「やることをやれば絶対出来るハズ!」と信じて行ってきて、先日、あっけなくクリア。

結論:動きを分けて、少しずつ毎日

逆上がりは、いくつもの力とタイミングが合わさってできる動きです。全体を何度もくり返すより、動きを分けて練習し、最後につなげるほうが近道です。

  • 足の振り上げ・体の引きつけ・腕の力を、それぞれ少しずつ育てる
  • 練習は短い時間でいいので、続ける
  • 「できた・できない」ではなく、「今日の練習をやった」をほめる

逆上がりに必要な3つの力

パパの体験から
息子が撃沈した逆上がり練習。元アスリートとして分析してみると、必要な要素は
足を早く振り上げる脚力
下半身を引き付ける体幹力
鉄棒に腰を近づけるために体を引き付ける腕力
これらの体力(筋力)が必要ですが、すべて足りてない感じでした。

項目 どんな力? ふだんからできること
脚力 足を勢いよく振り上げる力 ジャンプや、かけっこでよく遊ぶ
体幹 下半身を体に引きつける力 鉄棒にぶら下がって足を上げる
腕力 腰を鉄棒に近づける力 ぶら下がる・斜め懸垂

どれか一つが足りなくてもできないので、全部を同時に少しずつ育てていきます。

第1段階:手伝ってもらって「回る感覚」を知る

最初は、ひとりでできなくて当たり前です。いきなり何度も失敗すると、「逆上がりはいやだ」という気持ちが残ってしまいます。まずは大人が手伝って、回る感覚と「できたらうれしい」という気持ちを育てましょう。

パパの体験から
最初は、鉄棒に向かっている息子の反対側に立つ
私の太モモを踏み台にして駆け上がる、
そのタイミングで腰を持ち上げる出来た気になる
こんな感じで、筋力の強化、出来たときは気持ちいいんだろうなという期待感を育てました。

最初はゆっくりで大丈夫です。くり返すうちに、駆け上がる足の力もついてきます。

第2段階:床から足を振り上げる

力がついてきたら、踏み台なしで、床から足を振り上げる練習に進みます。

  1. 鉄棒にぶら下がるようにして、腕を伸ばして持つ
  2. 足を前から鉄棒に向かって振り上げる
  3. そのときに腕を曲げて、おなかを鉄棒に近づける

別の時間に、斜め懸垂で引きつける腕の力もつけておきましょう。この段階から、足を振り上げるスピードも少しずつ意識させます。

第3段階:チューブで「できる形」をなぞる

力と勢いがついてきたら、最後は「回りきる形」を体に覚えさせます。よく知られているのは、タオルやゴムのチューブで、子どもの腰と鉄棒をつないで回る方法です。使うときは、大人が必ずそばで見守りましょう。

パパの体験から
この方法はタオルでやる方法がいろいろ紹介されていましたが、タオルの場合固定力が強いため「腕での引き付け、腰を寄せる意識が減る」このように判断した私は、タオルではなく、チューブを使用して、やや鉄棒と体の間に遊びを持たせました。コレにより、腕で腰を引き付ける意識を減らすことなく、自力で腰を近づける事が出来る様になりました。

チューブありで何度か回れたら、チューブなしで挑戦してみましょう。

パパの体験から
あまりにスムーズだったので、「出来そう?」ときいたら「うん」
こんなにもあっけなく出来るもんか。
コレが感想です。

高い鉄棒でできないときは「腕を引くタイミング」

胸の高さでできても、頭の高さの鉄棒になると、急にできなくなることがあります。鉄棒が高いと意識が変わって、いつものタイミングで動けなくなるためです。

パパの体験から
前に一度トライしたときは出来ませんでした。
今振り返ると、腕の引きつけタイミングが高さを意識しすぎたためか、いつものタイミングで引けなかったのが原因。

できない子によくあるのが、足を振り出すのと同時に腕を引いてしまうことです。体がまっすぐ伸びたまま腕を引くと、足は鉄棒から遠ざかってしまいます。足が鉄棒に近づき、体が鉄棒に巻きつこうとするところで腕を引くと、くるっと回りやすくなります。

足を振り出すのと同時に腕を引くと、足が鉄棒から遠ざかる(手書きの図)
足が鉄棒を越えて目標点に近づくタイミングで腕を引く(手書きの図)

パパの手を「目印」にする

  1. 子どもがかまえたら、パパが子どもの頭の上あたりに手をかざす
  2. 「足は前じゃなくて、パパの手のほうに振り上げてね」と伝える
  3. 「足を振り上げるときは、まだ腕を引かない」
  4. 「足がパパの手に近づいたら、腕を引く」

目印があると、子どもは足を振り上げる方向とタイミングをつかみやすくなります。

パパの手を目印に、足を振り上げる目標点にする(手書きの図)

やる気を落とさない声かけ

逆上がりの練習で一番気をつけたいのは、親のあせりです。「早くできるようにしたい」という気持ちがイライラに変わると、子どものやる気がなくなってしまいます。

  • 「できなくてもいいんだよ」「それをできるようにするのが練習だよ」と伝える
  • 目標は「できる」ではなく、「今日は足の振り上げを10回やる」のような行動にする
  • 練習をやったら、それだけでほめる
  • 練習は短い時間でいいので、続ける

パパの体験から
段階を経て継続して練習(1日多くても10分くらいでした)をしていけば、一生出来ないんじゃないかと思っていた逆上がりも出来る様になりました。

逆上がりができなくても、人生に困ることはありません。あせらず、一つずつ目の前の練習をクリアしていきましょう。

まとめ

  • 逆上がりには、脚力・体幹・腕力の3つが必要。全部を少しずつ育てる
  • 第1段階は手伝って回る感覚を知る、第2段階は床から足を振り上げる、第3段階はチューブで形をなぞる
  • 高い鉄棒では、腕を引くタイミングに注意。パパの手を目印にする
  • 目標は「できる」ではなく「やる」。短い時間でも続けることが近道

できた日の子どもの顔は、きっと忘れられない思い出になります。親子で一緒に、楽しみながら練習してみてください。

この記事を書いた人:やっさん

元K-1ファイターで、東京・杉並でキックボクシングジムを運営しています。スポーツトレーナーの妻が遠征で家を空けることが多く、「逆ワンオペ」で3人の子どもを育ててきたパパです。

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