中学生プロ棋士の藤井聡太四段。またまた快挙。
将棋だけでなく、先日の卓球でも伊藤美誠、早田チームのペアが世界選手権銀メダルの中国チームを撃破している。ジュニア出身の選手の台頭がどの世界でも目立ってきた。
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ニュースの概要
中学生棋士の藤井聡太四段(15)が21日、大阪市福島区の関西将棋会館であった王座戦1次予選で平藤真吾七段(54)を破り、昨年12月24日のデビュー戦以来、10カ月29日で通算50勝を達成した。現在は棋戦の数が増えているとはいえ、過去の中学生棋士4人と、現タイトルホルダー6人の双方で最速記録を持つ羽生善治棋聖(47)の1年2カ月10日より3カ月あまりも速い驚異的ペースだ。
藤井四段はデビュー戦で加藤一二三九段(77)に勝利すると、いきなり29連勝して連勝の新記録を作り(6月26日)、「藤井フィーバー」を巻き起こした。30連勝がかかった対局は佐々木勇気六段(23)=当時五段=に敗れたが、その後も順位戦C級2組で6連勝(無敗)とトップに並ぶなど、快進撃を続けている。
21日現在の藤井四段の通算成績(未放映のテレビ対局を除く)は50勝6敗。今年度に限っても40勝6敗(同)で、対局数、勝利数、勝率、連勝数(年度またぎで29連勝)の全4部門でトップに立っている。
藤井四段は対局後、「一局一局積み上げたものが節目(せつもく)の数字となったのは感慨深い」と話した。
またコメントも大人だ。
将棋だけでなく、どの業界でもジュニアで活躍した若手選手が台頭
私は、藤井4段が29連勝し連勝記録を更新したときに始めて彼の存在を知った。スゴイ棋士が出てきたものだと思ったが、実は将棋界ではすでに有名な存在だったという。今の時代、ジュニアから活躍していた選手の台頭が目立っている。ゴルフ、サッカー、野球、テニス、格闘技、卓球、バドミントン、水泳、どの業界もだ。
格闘技会にも神童あり
私は格闘技の世界が長いのでその辺の話をすると、格闘技(キックボクシング)界でも「神童」と呼ばれる選手がいる。彼は、アマチュアでも活躍していた。高校生でデビューし、高校生で日本チャンピオンに。その後も快進撃は止まらない。
立ち技の格闘技では、ムエタイ(タイ式ボクシング)が最強といわれている。ムエタイのチャンピオンは桁違いの強さだといわれており、タイ人以外でのタイのタイトルを獲得した選手は少ない。そのムエタイのチャンピオンとの対戦。さすがに、この試合は厳しいだろうという大方の予想を裏切る、1ラウンドKOで勝利している。昨年末には二日連続での試合。しかもルールが違う総合格闘技でも勝利している。まだ19歳である。
これらの若い選手がトップで活躍している姿を見ると、若くて勢いがあるだけではない。経験値も高い。高校を卒業してすぐにキックボクシングでプロデビューした選手でも、キックボクシング歴は10年以上。アマチュアでの試合経験も何十戦もしている。すでにベテランか。というくらいの経験だ。実際に試合を見ても引き出しの多さに驚く。
他のスポーツの試合を見ても同じ事を感じる。
スポーツ、芸術、音楽、でも世界が活躍の場に
いきなり出てきた選手が、今まで活躍していた選手を圧倒。若さによる勢いだけの強さではない。地力がある。こういった選手達がコレから日本の代表になり、世界でも活躍する存在になっていくのだろう。「世界は遠いもの」と我々世代は思ってしまっていたが、確実に世界との距離は近づいてきている。
情報インフラが整った今では、言葉の壁情報の壁がなくなってきている。日本人のマインドも国内に留まらず世界へ目を向けるのが当たり前。逆に言えば、他の国からも日本へドンドン進出もしてくる。これまで日本国内で活躍しにくかった外国人もますます増えていくだろうから、何も努力しないまま日本人だから守られるということもない。今ある環境を生かして、自分をドンドン成長させ実力を高めていく人間だけが残っていける社会になっていくのだろう。これからは。
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