cross-road-e1510206162844 岐阜県海津市の事件。児童の列に故意に車で突っ込む。これが殺人未遂でなくてなに?
歩行者に故意に車で突っ込むのはあってはならない行為だ

集団登校中の小学生の列に車で突っ込んだ男が逮捕された。

故意に突っ込んだというなら執行猶予は要らない。そう思うがいかがなもだろうか。こう思うのは、私だけではないと思うが。

岐阜県海津市での6月の事故のことである。

児童の列に故意に車で突っ込む岐阜県海津市の事件の概要

集団登校中の小学生を車ではねて殺害しようとしたとして、殺人未遂罪に問われた岐阜県海津市の無職鷲見晴美被告(69)の裁判員裁判の公判が2日、岐阜地裁であり、検察側は懲役8年を求刑した。 弁護側は執行猶予付き判決を求めて結審した。判決は14日。

検察側は論告で、「車を時速約40キロに加速させており、殺意は明らか。子どもが無差別に狙われた事件で、地域社会に大きな衝撃を与えた」などと述べ、被告の自宅から見つかったノートやメモからも殺意がうかがえるとした。一方、弁護側は「被告に殺意はなく、傷害罪にあたる」と主張。被告は心神耗弱状態だったとし、刑罰よりも治療を優先すべきだと述べた。

起訴状によると、鷲見被告は昨年6月30日朝、海津市の市道で、集団登校中の小学生の列に乗用車で突っ込み、殺害しようとしたとされる。はねられた児童9人が軽傷を負った。

読売新聞 / gooニュース  https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20171103-567-OYT1T50026.html

弁護側は”執行猶予”を求めている。???

信じられない事件である。

殺意が明らか。しかも子供をターゲットにした犯行だ。執行猶予の余地は無いと思う。「刑罰よりも治療を優先させるべきだ」という弁護側の意見も興味深い。

「犯行当時心身衰弱の状態にあった。」との事だが、こういった、事件でよく言われる弁護側からの意見だ。これしか守る切り口は無いのかもしれないが、守られるべきは子供の将来。運転上のミスならしかたない。その過失を認めて罪を償う事になるが、殺意が明らかで、時速40kmで子供の列に突っ込むのは、弁護側が主張する傷害罪ではないだろう。

「被告にも人権がある」などと主張されることが多いこの手の事件。いざ自分の子供がその被害にあったとしたらそのようなことは言えるのかどうか・・・。「被害者の人権は?」といつも思う。