警察庁が少年少女の事件とSNS交流サイトとの関連を発表した。9人殺害の異常とも思える殺人事件はツイッターを介して被害者と知り合ったという。被害者は10代が多い。
こういった事件の被害に遭う子供達のきっかけが変わってきているようだ。
以下警察庁の発表を見てみよう。
警視庁は遺体で見つかった9人のうち4人は10代とみている。白石容疑者は主にツイッターを通じて被害者と知り合ったと話している。
交流サイトを利用して犯罪に巻き込まれた18歳未満の子どもは今年上半期(1〜6月)で919人と、半期としては過去最多を更新した。警察庁によると、被害者の95%は少女。7割近くが15〜17歳だった。児童買春や児童ポルノなどの性犯罪が大半で、統計を取り始めた2008年以降、5人が殺害されている。
ネットを通じた子どもの被害は以前は「出会い系サイト」が多かった。だが、08年の出会い系サイト規制法改正で18歳未満の利用が禁じられ、被害は減少。昨年は過去最少の42人だった。一方、交流サイトは同法の規制の対象外で、被害にあった子の数は08年の792人から昨年は1736人と2・2倍に悪化した。
朝日新聞 / gooニュース https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASKC741JQKC7UTIL02B.html
出会い系サイトは規制にあっているようだ。それにより、未成年の利用者は減り被害者も減っているということ。だが、出会い系サイトという、目的が成人向けとすぐにわかるものの利用ではなく、いわゆる一般的なSNSサイトを利用していては、これを規制することは今のところ難しいのではないだろうか。
これを利用し、児童買春や児童ポルノなどの性犯罪が増えているという。子供達へこのアタリの倫理観を指導していく必要はもちろんある。だが、大人は何をしているんだ?と思わざるを得ない。
これからの社会を支える子供達の未来を考えないのだろうか?SNSの規制は現実的に厳しいことを考えると、利用者のモラルが問われる。大人の趣味嗜好はそれぞれ持っていてかまわないと思う。だが、社会の宝である子供達を思う良心ももって欲しいと願うばかりだ。